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激速ワゴンの存在を確立した立役者! 初代レガシィは「歴史」も「中古価格」も強烈だった

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TEXT: 井元貴幸(IMOTO Takayuki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部,SUBARU

気になる現在の中古車価格

 初代レガシィは25年以上前のモデルという事もあり、そのタマ数は圧倒的に少ない。セダンであれば大切に乗られていた個体も多く、新車時登録がワゴンよりも少ないながら程度の良い個体が多い。例えば極上の前期型RSタイプRAが350万円を超えるプライスを掲げているほか、RSやGTグレードでも200万円中盤の価格となっている。

 一方ワゴンはその用途から走行距離が多くなりがちだったことから、程度のいいモデルが少なく、試乗に並ぶモデルはごくわずか。前期型はなかなか見つけることが困難で、後期モデルでもGTがごくわずかに市場に並ぶ程度。価格は250万円程度の物が多い。ツーリングワゴンのブームを作り上げたレガシィ

 初代レガシィは現代のSUBARU車の基礎を作ったモデルといえる。惜しまれつつ昨年生産が終了した名機EJ20エンジンを初搭載したモデルであり、10万キロ世界速度記録やSUBARU初のWRC初優勝などSUBARU史上外すことのできない1台だ。

 また、当時のステーションワゴンブームではキングオブワゴンとしてレガシィの名を不動のものとした功績も大きく、スバルの知名度向上にも大きく貢献したモデルといえるだろう。

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