【マイナーチェンジ】2008年10月
エンジンの最高出力が従来より20ps高い300ps/6500rpmにアップし、エクステンション部をブラック塗装としたリヤコンビランプを採用。「GSR」はさらに、内装の質感を高めつつ、キーレスオペレーションシステム&オートライトコントロール&雨滴感応オートワイパー、6スピーカーを標準装備とするなど、快適装備も充実させた。
また、従来はパッケージオプションの「スタイリッシュエクステリア」および「ハイパフォーマンスパッケージ」に加え、BBS製鍛造アルミホイール、本革シート、HDDナビ、ロックフォードフォズゲート製9スピーカーオーディオ、サイド&カーテンエアバッグ、高遮音ボディなどを標準装備した最上級グレード「GSRプレミアム」を追加している。
【一部改良】2009年10月
外装には新形状の大型サイドエアダムを、室内にはマルチインフォメーションディスプレイにカラー液晶を新たに採用した。
機能面では、樹脂製エンジンヘッドカバーを採用してフロントまわりを約1.5kg軽量化したほか、フロントウィンドシールドに遮音ガラスを用いて静粛性をアップ。クルーズコントロールを「GSRプレミアム」に標準装備、「GSR」にオプション設定するなど、走りと快適性を同時に高めている。
【一部改良】2010年10月
エンジンは高着火性点火プラグの採用、点火時期や燃料マップなどのエンジン制御変更、触媒の見直しにより、JC08モードで平成17年基準排出ガス50%低減レベルに適合。同時に加速レスポンスの向上を図りながら、全グレードで燃費を向上させた。
また6速DCTで減速時のスキップシフトを可能としたほか、変速レスポンスをアップ。ブレーキアシストの制御をペダル踏力・踏込み速度感応型に変更した。
そのほか、セキュリティアラームの性能を強化。HDDナビにフルセグ地上デジタルTVチューナーを採用し、ロックフォードフォズゲート製オーディオのトータル出力を650Wから710Wに増強するなど、快適装備のさらなる充実を図っている。
【一部改良】2011年10月
走行中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ場合はブレーキを優先する、「ブレーキオーバーライド制御」を全車に採用。加飾パネルをグラスブラック塗装、フロントドアトリム上部をソフトパッド、中央部をソフトレザーに変更し、内装の質感を向上させた。
また、HDDナビ装着車にリヤビューカメラを追加。非装着車には、ルームミラー内蔵3.3インチカラー液晶モニターが後退時に車両後方を映し出す「リヤビューモニター付きルームミラー(自動防眩機能付)」を新たにオプション設定している。
【一部改良】2012年10月
「GSR」と「GSRプレミアム」に新色のコズミックブルーマイカを設定したうえで、ホワイトパール、クールシルバーメタリック、ファントムブラックパール、レッドメタリックの5色展開にボディカラーを変更。ライン装着のナビをHDDからメモリー式に変更し、かつモニターをWVGAに高解像度・高精細化した。
また、ロックフォードフォズゲート製オーディオに、2ch音源の臨場感を高める「DTSニューラルサラウンド」機能を追加。6.1インチQVGAディスプレイオーディオを「GSR」にオプション設定した。
【一部改良】2014年7月(6速DCTは8月)
ウィンカードアミラーを採用したほか、フロントドアトリムにステッチを追加。ボディカラー5色のうち、コズミックブルーマイカをライトニングブルーマイカに変更した。
そしてこの際、6速DCT車の生産が2014年度内に終了予定であることを発表。購入者には「Twin Clutch SST FINAL」打刻入りアクセントスカッフプレートとシリアルナンバー入りシフトプレートが提供された。
【特別仕様車】2015年8月
「GSR」5速MT車をベースとした「ファイナルエディション」を1000台限定で予約受付開始。フロントグリルモールをダーククロームメッキとし、バンパーセンターとボンネットフードエアアウトレットを光沢のあるグロスブラック塗装、BBS社製鍛造ホイールをダーク調塗装とするなど、外観を精悍にコーディネート。ルーフ色をブラックとした2トーンボディカラーを設定した。
室内は天井と各ピラーを黒としたうえで、レカロ製レザーコンビシート、社製レザーコンビネーションシート、ステアリングホイール、シフトノブ、パーキングレバー、フロアコンソールリッドのステッチをレッドに変更。
リヤトランクにFinal Editionエンブレム、フロアコンソールにシリアルナンバープレートを採用し、マルチインフォメーションディスプレイのオープニング画面に「Final Edition」を表示する演出を取り入れている。
そして4G11型ターボエンジンにナトリウム封入排気バルブを採用。「ハイパフォーマンスパッケージ」を標準装備して、走りに関しても「ファイナルエディション」に相応しい特別な一台に仕立てている。
この「ファイナルエディション」は8月20日より納車が開始され、2016年春に販売終了。ランエボ24年間の歴史に終止符を打った。