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「バーフェン」「チンスポ」の昭和の族車! じつは真面目なレースがルーツだった

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TEXT: 平塚直樹(HIRATSUKA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部,NISSAN,MAZDA,青島文化教材社

海外の日本車好きが注目した「グラチャン仕様」

 グラチャン仕様のクルマは、日本ではあまり見かける機会は少なくなったが、アメリカや東南アジアなど海外の日本車フリークの間では、ちょっとしたブームになっているという。グラチャン仕様のハコスカ

 クルマ関連のある貿易業者の話では、特に、最近はハコスカやフェアレディ240Zなど古い日本車が人気で、ある程度の台数が海外に輸出されているという。そして、それら日本製旧車が好きな人たちの中には、実際に愛車をグラチャンに改造し、SNSなどに投稿している人も多いというのだ。SEMAショーに展示されていたフェアレディZ

 ベース車だけでも稀少な上に、今の日本では少なくなった改造スタイルだけにパーツもほぼないだろう。恐らく、現地でワンオフ製作しているのだろうから、費用もばかにならない。そこまでして、かつて「日本で流行った」カスタマイズ・スタイルに憧れるという人たちがいるのだ。海外でも人気のフェアレディZカスタム車

 日本の暴走族文化が海外に波及しているというのは、ちょっと興味深い話だ。マンガやアニメ、古くは浮世絵など、我々の先人が築いた文化の中には、海外で高い評価を受けているものは意外と多い。社会的事象としては「暴走族」ではあったが、日本の若者のクルマに対する熱情の現れであったカスタム仕様を、海外ではブランド化しようとしているのだ。

 どうも筆者が思っている以上に、海外では今「ジャパン」がホットらしい。一方で、かつて浮世絵は、日本から多くの名作が外国に流出してしまったと聞く。暴走族を擁護するつもりはさらさらないが、そろそろ我々も自分たちの様々な文化に対し、もう少し目を配ったり、大切にするべき時なのかもしれない。

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