タイヤグリップ限界での終盤の駆け引き
HREもその戦略をとったが、リスタート後には、新品タイヤを装着している車両の追い上げに再び遭い、16号車は188周目から徐々にポジションを下げ、8番手まで順位を落としてしまう。新品タイヤを温存している上位陣はイエローコーションを待つ展開が続いたが、アクシデントが発生することはなく、タイヤグリップが限界に近いマシンを 何とかコントロールしながら、ヒル選手は8位でチェッカーを受けた。 HREチームとオースティンはここまでのレギュラーシーズン16戦中、優勝を含む14回目のトップ10入りを記録して、念願のレギュラーシーズンのチャンピオンを獲得し、まずプレイオフに向けて貴重な15ポイントのボーナスポイントを手に入れた。 プレイオフは次戦、9月17日(木)、テネシー州にあるブリストル・モーター・スピードウェイの第17戦からスタート、ここからのプレイオフ第1ラウンドの3戦で、まずプレイオフに残っている10人のドライバーから上位8人が第2ラウンドに進むこととなる。