【ハイグリップタイヤ】
ワイドフェンダーにして、深リムのホイールと組み合わせるとカッコ良いし、その際、走りも重視してハイグリップタイヤにすることもある。また旧車で走行会に出る場合も同様だ。ただ、ハイグリップタイヤの強烈なグリップ力は、旧車の現役時代とは比べ物にならないぐらい向上していて、旧車のサスペンションや駆動系にはストレスが大きい。
いわゆる「足をくじく」状態にもなるわけで、振動やガタの増大などトラブルが出やすくなる。どうしても付けたい場合は、短いスパンでの点検とオーバーホールが必要になることも忘れないでほしい。現代の性能と当時の風情という点では、横浜ゴムなどが力を入れている、復刻銘柄がオススメだ。
【LEDバルブ】
今や激安の中華製でも、そこそこの性能があって実用性に問題ないし、旧車にとっては消費電力が少ないのも大きなメリットだ。そうなると、純正バルブから交換したくなるのは当然のことで、基本的は問題ない。ただ、旧車は電圧が不安定になりがちで、これはLEDにとって良いことではないため、バルブが損傷してしまうことがある。結局何度も買い直したということにもなりかねないので、注意が必要だ。
以上、大きなポイントとしては4つで、細かいところでは、ヘッドライトのバルブを白色のLEDやHIDにすると、旧車の風情がなくなるとか、ボディをオールペンする際に最新の塗料を使ったら、ツヤツヤ過ぎて風情がなくなったなどもある。最新オーディオも同様だろう。
逆に現在の技術でも、ブレーキメーカーがリリースする旧車向けブレーキパッドは安くて効きが良いし、ワックスやコーティングもガッチリと塗装を守ってくれるなど、活用したいものも多い。