気合いを入れて走るときだけエアコンを切る
ちなみにスーパーGTのGT500クラスのクルマは、アクセルONでエアコンがカットされ、アクセルを戻すとエアコンが入る設定となっており、パワーロスを最小限に抑えている。これを手本に手動でエアコンを切り替えるというアクロバティックな方法もあるが、手間と得られるメリットのバランスを考えるとおすすめできない。
いずれにせよ、ヘルメットを着用し、長袖、長ズボン、グローブをはめて走るサーキットでは、ドライバーの熱対策はかなり重要だ。走行中は運転席側の窓は開けられないので、他の窓を開けても、車内のかなりの高温となる。そう考えるとサーキットでもエアコンを入れて1~2周走り、気合いを入れて走るときだけエアコンを切るというのが賢い走り方だといえるだろう。
同時に水分補給も重要で、できればドリンクボトルを積んで走りたい。医学的には2~3時間に1回、尿意がない=脱水症状の目安とされているので、小まめな水分補給と塩分補給も忘れずに行いたい(水分不足は集中力に低下にも直結している)。