専用ケミカルで風合いキープ
そうは言っても、もうマット系カラーにカスタムペイント(ラッピング含む)してしまったオーナーにとって、これからのメンテナンスは不可避の課題。先述した洗車方法を実践するのはもちろん、手入れを少しでも楽にするために専用コーティングを施しておくことをオススメする。
幸いにもマット系カラーの普及に伴い、対応するワックスやコーティング剤も増えてきた。施工方法をしっかり守りつつ、マメなメンテナンスを心がけるのが大切だ。
あえて汚れを放置するのもひとつの技
そしてマット系のカラーは、いま流行の“使い込まれた道具感”を演出する「商用車カスタム」や「ミリタリー系カスタム」とも相性ピッタリで、そういったテイストを求めてマット系カラーを選択した人の場合は、あえて放置してエイジング効果を出すことのもひとつの技。
鳥フンくらいは神経質に清掃するとして、使い込まれたドアノブのテカリや泥ハネのシミは、ツールとしてのリアルな質感を演出してくれる。高級車に使われるケースとはまた違った方向で、マットカラーの魅力を発揮してくれるだろう。