序盤のスピンで苦しい展開へ
アメリカでもっとも人気のある自動車レース「NASCAR(ナスカー)」の3大シリーズのひとつである「Xfinity SERIES(エクスフィニティ・シリーズ)」。その第27戦となる「ALSCO 300」に、服部茂章代表率いる「Hattori Racing Enterprises(HRE)」が再びトヨタGRスープラでスポット参戦した。
HREでは昨年に引き続き、このエクスフィニティ・シリーズへのスポット参戦を計画。フルエントリーしているトラックシリーズは好調で、プレイオフまで進んでいるが、このスポット参戦のエクスフィニティでは、苦戦が続いている。今季はこれまで、4戦参戦しているが、うち2回がリタイア。前回参戦した第23戦での9位が最高位となる。 トラックシリーズとのダブルヘッダーとなるラスベガス戦では、チームの16号車トヨタタンドラともに、Weins Canadaカラーの「# 61 Weins Canada TOYOTA GR SUPRA」で参戦する。9月25日(金)に行われたトラックシリーズ第18戦では、HREにとって今季2勝目となる優勝を遂げているだけに、このGRスープラでも初勝利を手にしたいところだ。
今回の舞台となるラスベガス・モーター・スピードウェイは、ラスベガスにあるトラックで、1周1.5マイル(2.41km)。20度のバンクは、アウト側に寄るほどバンク角が高くなっているプログレッシブバンクとなっており高速インターミディエイトオーバルである。 今回も新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、このレースも練習走行・予選は行わない、決勝レースのみを行うレースフォーマット。決勝グリッド順はシリーズランキング順によるクジ引きとなるため、スポット参戦のHREオースティン・ヒル選手は、29番手のポジションからスタートすることとなった。9月26日(土)午後7時半、全200周(第1ステージ45周、第2ステージ45周、最終ステージ110周のレースがスタートした。