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圧倒的な性能を誇るも人気薄! スカイライン「R33」GT-Rはなぜ日陰の存在だったのか?

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、日産

基本性能の高さ、故障の少なさが国内で再評価。アメリカでも人気高!

 さらに、第2世代GT-Rで唯一4ドアであるオーテックバージョンがラインアップに用意されているのもポイントが高い。見た目はファミリーカーでありながら、高性能なポテンシャルを秘めているコンセプトはGT-Rの原点であり、他には初代のハコスカ(PGC10)にしか設定がない。こうした希少車種が選べるのもR33の魅力だといえる。4枚ドアのオーテックバージョンGT-R

 最近ではR33の基本性能の高さ、トラブルの少なさが国内で再評価され、魅力がクローズアップされるとともに、マッシブなボディはアメリカで人気が高く、今年から25年ルールにも合致するようになった。そのため海外からの引き合いも多く、市場価格も高まりを見せるなど、今や日陰の存在ではなくなりつつある。中古車価格が上昇中のR33GT-R

 R32はGT-Rの復活のシンボルとして、R34は最後の直6GT-Rとして確かにファンから人気は今なお高いが、スタイリングの好みを除けば、長く乗り続けることを一番に考えた場合、ファミリーユースも楽にこなし、チューニングに対する懐に余裕もあるR33が最適なチョイスかもしれない。今後も高騰が続くと予想されるのでR33オーナーは大切に乗り続けてほしいし、手に入れたい人は良質な個体があれば、即決することをオススメする!

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