③ボディの幅や長さに気をつけたい
これは、見た目にも普通車よりもデカイのは、お分かりだと思います。「キャンピングカーは大型免許が必要なんでしょ?」と質問される事があるくらいです。フルコン(フルコンバージョン・キャンピングカー)などの大型車でなければ、普通免許でも運転できますが、やはりイメージ的にも普通車の倍以上のボリュームがあります。
幅の狭い道路の通行や、狭い駐車場での取り回しなども慣れないと苦労します。特に気をつけないといけないのは高さです。そもそも、人間の視野は、水平方向は広いですが、縦方向は狭く特に上方向は苦手です。背の高い人が良くオデコとかぶつけるのはこの為です。
キャンピングカーもつい高さを忘れてルーフ部をぶつけるという事故がありますが、これも馴れです、常日頃から上方向に気をつけるクセをつけましょう。それと、危なそうだったら、無理をしないというのも重要な基本原則です。
④重量バランスも考慮したい
ハッキリ言いましょう。キャンピングカーは確実に普通車よりも重いです。荷物満載のトラックみたいなものです。標準装備ですら充分に思いのですから、これに家族が乗り、荷物を更に積んだら、乗り物界の横綱級です。
特に、キャンピングカーは荷物の積み過ぎには要注意です。中には、自転車からカヤック、薪ストーブから大型ロッジテントまで、一切合財、それも常に積んでいる方もいますが、これは自殺行為です。キャンピングカーもダイエットや断捨離が必要です。
少なくとも、夏装備と冬装備の入れ替え位は心がけて、なるべく積み過ぎにならないようにしないと危険です。更に、最近、心配されているのがタイヤのバーストです。タイヤというのは、あの車体を支えているので頑丈そうですが、意外とセンシティブです。結構、日頃から無理をしているので、経年変化には気をつけないといけません。
傷などあったら、即新しいタイヤに交換です。よく「まだタイヤの溝があるから大丈夫」とか言う方がいますが、タイヤは置いておくだけでも紫外線などで劣化します。週末しか乗らないというのもタイヤの変形につながります。いつも重たいキャンピングカーを支えているタイヤは、たとえ十分な溝があっても4年位で交換するのが良いとされています。