ボンネットやドアなど開閉機構もあり!
大衆車からスーパーカーまで手広い範囲をモデル化している模型メーカーの京商。同社オリジナルブランドから1/18スケール「トヨタ・ランドクルーザー60(ロクマル)」が明日発売される。
60系は55系の後継モデルとして1980年に登場。日本国内にとどまらず、世界中で大ヒットした。ほぼ毎年のようにマイナーチェンジが行われ、丸目や角目ヘッドライト、ハイルーフやロールーフ、リアゲートの観音開きや上下開きなど、年式やグレードによって異なっているのも特徴的で、1990年の生産終了までに多彩なボディバリエーションが用意された。
四角く角張ったデザインはミニカーになってもシンプルでスタイリッシュに見える。エクステリアの細かい部分では、助手席側のボンネットに取り付けられたアンテナや、サイドのフェンダーミラー、ドアの鍵穴などを再現。
当時を知る人ならきっと懐かしんで貰えるだろうが、フロントグリルの下にある黒い穴はクランク棒用で、ジャッキ棒を差し込んで手掛けでエンジンをスタートさせることができた。1/18スケールだからこそ表現できる細かなポイントの1つである。
付属されている工具を使用することで観音開きを採用したリアゲートを開閉することも可能。室内を覗くとドアとボディを埋めるウェザーストリップや、バンパーの凸凹した形状、さらにはラゲッジスペースのカーゴマットの質感までもコダワリを感じる出来映えだ。
運転席側のドアを開けると角張ったダッシュボードで前期型であることがわかる。レトロ調なデザインや内装のツートンカラーもいま見るとオシャレだ。メーター類の速度表示などはもちろんのこと中央にはラジオやグローブボックスに貼っているトランスファの使い方シールなどもあり、ここまで再現をするとはさすが京商と言える。
ボディカラーは、トラディショナルベージュの他にフィールライクブルーの2色を用意。気になる価格はドアやボンネットなどの開閉機構をもち、2万3000円(税抜き)。全国の模型店およびインターネットで購入をすることが可能だ。
限定台数は設定がされていないが、次回の再生産や国内の導入は未定だと京商の広報は言う。
「いつかはロクマル」とクロカンファンの間で語られる憧れの存在となっていた、1/18スケールのランドクルーザー60を自宅に飾ってみてはいかがだろうか。
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トヨタ・ランドクルーザー60
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