カビが生えたり爆発したり、逮捕される可能性も!?
「荷物の片付けは明日やろう……」と、キャンプから帰ったあとの荷物をクルマに積んだままにしてしまうことって、よくありますよね。もちろん翌日に片付けられればそれでいいのですが、忙しくて後まわしになってしまったり、すっかり忘れてしまったというのでは、ちょっと困ってしまうことも……。
そこで今回は、何が何でもこれだけはクルマに積みっぱなしにしておいてはいけないというグッズを紹介していきましょう。
ガスボンベやスプレー缶は危険!
バーナーやランタンの燃料になるガスボンベは「40℃以上となるところに置かないこと」とされています。クルマのダッシュボードや直射日光の当たる場所に置いておくと高温になり、ボンベが破裂してしまう恐れがあります。
虫除けや日焼け止めなどのスプレー缶も、40℃以上の場所に置かないよう注意書きが掲載されているので、同様に注意が必要です。
またガスボンベが古くて錆びている場合は、ガス漏れの危険もあります。ボンベの錆びた部分からガスが漏れれば車内に充満してしまい、何かの拍子に引火してしまう可能性もあります。
ガスボンベの降ろし忘れだけでなく、ガスボンベの劣化がないかどうかも定期的に確認するようにしましょう。
濡れたテントはニオイやカビの原因に
キャンプで雨に降られてしまった場合は、テントやタープを濡れたまま持ち帰ることになります。これはしかたのないことですが、その後クルマから降ろさずに長いあいだ放置しておくと、生地にカビが生えてしまうことがあります。
とくに最近人気のあるコットン素材のテントやタープはカビやすく、一度カビが生えてしまうと簡単には取れません。
またカビでなくても、嫌なニオイが残ってしまうことがあります。次のキャンプに行ったときに「テントがくさい!」と気づくのでは遅すぎます。
テントが濡れてしまったら、晴れた日にしっかり干して、きちんと乾かすようにしましょう。テントを広げられる庭やベランダがない場合は、テントの設営が可能な公園などで設営し、しっかりと乾かしておきましょう。
濡れたクッカーや調理ツールにはサビやカビが!
時間がなく撤収を急いでしまって、クッカーや調理ツールを生乾きのまま収納してしまったという人は、けっこういると思います。しかし湿ったまま収納してしまうと、材質によっては、あっという間に錆びてしまうことも。
また木製や竹製の菜箸やヘラなども、濡れたまま通気性の悪い場所に収納しておくとカビてしまいます。
そうならないためにも、クルマに積み込む際は密閉せず風通しのいい場所に置き、家に帰ったらすぐに降ろして乾かすようにしましょう。
食材の残ったクーラーボックスは……
クーラーボックスに残った食材を入れたまま、すっかり忘れてクルマに積みっぱなしに……なんてことになったら、それは大変なことになります。
保冷剤は入っておらず密閉されたクーラーボックス内は、季節や期間にもよりますが、案外高温になります。温かく通気性の悪い場所に置かれた食材は、そのままの状態だと腐敗が進んで、異臭を放つことになります。
キャンプではできるだけ食材を残さず食べきり、空にして帰るように心掛けましょう。
刃物の積みっぱなしは逮捕される!?
キャンプにつきもののナイフやナタ、包丁といった刃物は、クルマのグローブボックスや手の届きやすい場所に置いておくと、銃刀法違反で逮捕や書類送検されることがあります。
正当な理由があれば大丈夫だという人もいますが、すぐに使える状態ではそれも通用しません。もちろん、クルマに常備しているようではキャンプ用品として積んでいても銃刀法違反に問われてしまうこともあります。
面倒だと思ってもクルマに積みっぱなしにはせず、その都度クルマに積み込むように。その際も簡単に取り出せる場所ではなく、クッキングツールケースなどに入れ、さらにそれをコンテナボックスに収納して積み込むぐらい、厳重に管理しておくようにしましょう。