新型エルグランドがフラッグシップに
オーテックは、ブランド自体はまだ若いが、日産車のカスタム車に関する深い造詣や高い技術力がベースにあることは確かだ。
そのオーテックは、今秋マイナーチェンジデビューした大型ミニバンの新型エルグランドに、オーテックバージョンを出した。このモデルは同ブランドのフラッグシップとなるという。
前モデル以上のインパクト感を持つフェイスデザインを採用する新型エルグランド。そのオーテック版のイメージカラーには、高級セダンのフーガなどにも採用されているダークブルーが採用された。
また、フロントグリルはダーククロームに塗装され、メタル調フィニッシュのフロントプロテクターなどで、さらなる高級感と個性を主張。内装も、AUTECHロゴの刺繍が入ったブラックレザーシート、本革巻き・木目調コンビステアリングなどの採用で、スポーティながら上質な雰囲気を醸し出している。
前出の高木氏によると、フラッグシップとなる理由は「オーテックのコンセプトを伝えやすいモデルだから」だという。
ご存じの通り、1997年に初代が発売されたエルグランドは高級ミニバンというジャンルを築いた立役者的なクルマだ。現在は、トヨタのアルファードやヴェルファイアに販売面で押されてはいるが、日産製高級車の代表格であることは揺るぎない事実。
「プレミアムスポーティ」というブランドコンセプトが具現化されているエルグランドのオーテック仕様が、放たれたばかりだ。