四駆カスタムの定番パーツ「マッドフラップ」
ランドクルーザーやデリカD:5をはじめとする乗用四輪駆動車でときどき見かける、黒や赤のウレタン製でできたやや大きめな泥よけ。カスタマイズの世界で「マッドフラップ」や「マッドガード」と呼ばれている物だ。機能性はもちろん、ドレスアップの観点でも定番の人気となっているマッドフラップについて紹介したい。
泥や砂利などが巻き上がるのを防ぐ
そもそもマッドフラップ(泥よけ)はその名のとおり、走行中のタイヤが巻き上げる泥や砂利が後続車に飛び散るのを防ぐと同時に、自車のフェンダーも汚れや傷から守ることを目的に用いられる機能アイテムだ。
純正でも小振りなマッドフラップが取り付けられている車両があるのは、そういったことが考慮されていいるため。ワイドトレッドのタイヤを履くトラックに装着されている理由も、後続車への飛び石を防止する目的からである。
オフロードを疾走するラリーレイドマシンやクロスカントリー走行を行なう四輪駆動車の多くには採用されているのは、まさしくそのため。特に砂利や泥を常に巻き上げて走るようなオフロード競技用車両には必須のアイテムとなっている。
実際にラリーやダートトライアルのマシンは、走行中に巻き上げた泥や石で自車のボディやフロアを傷めてしまう可能性もあるのだとか。そこで大型のマッドフラップを用いてトラブルを防止しているのだ。