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「コーティング」に「ラッピング」! 新車時のボディを保つ施工の「持続年数」や「金額」などをズバリ聞いた

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TEXT: 賀川 真弥(KAGAWA Shinya)  PHOTO: 賀川 真弥,Auto Messe Web編集部

“塗って・守って・剥がせる”塗装のラバーディップ

 3年ほど前にカスタムショップのジェットストローク(千葉県)がアメリカ合衆国より取り寄せたスタイルのラバーディップ。日本の高温多湿の気候に合わせてイチから開発をし直した日本仕様の塗料は、当初のUSバージョンに比べ格段に耐久性が高まって劣化も遅い、と石井店長。ラバーディップが施されたクルマのサンプル車

 柔軟性があり飛んできた小石などからボディを守ることも利点で、もちろんはがして元のボディカラーに戻せる本来のテーマだけはしっかりとキープされている。現在では82色+オリジナル調色により、自由自在なカラーリングを楽しむことができる。

 耐久性は通常の施工+プレミアムトップコート仕様であれば3~5年ほどだという。また1液のマットカラーとリキッドディフェンド(水性)では1~2年程度だとも。

 施工時間はパーツを外さず、付けたままのオールペイントであれば1週間程度、パーツを外しての全塗装では1~3週間程度を必要としている。ラバーディップの塗装作業

 また、先述の推奨期間を過ぎたり、悪条件の下で長い期間放置してしまうと紫外線によって硬化してしまい、強引に剥がそうとすると下地が傷つく恐れもある。その際は施工店に相談して剥がす時期を見極めることが得策だ。ちなみにラバーディップも施工は何度でも可能だ。工賃はセダン系で35万円ほど。

 紹介したように、これらボディ保護の施工はプロに頼めばそれなりの費用がかかる。ただそれなりに耐久性を求めるならそれなりの対価が必要になる、ということ。自分のスタイルやボディの状態にあった施工を選び、愛車のボディをいつまでも艶のある状態にしておきたいものだ。

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