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高齢だからと守りに入るのは損! じつはオススメな「EV」という選択

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TEXT: 御堀直嗣(Mihori Naotsugu)  PHOTO: 日産、写真AC、Auto Messe Web編集部

EVならクルマ生活に新しい発見や快適をもたらす

 高齢になって選ぶべきクルマとは何か? と聞かれたら、一番欲しい車種を買うのがいいと答えたい。この先あと何台買い替えられるか見通せないなか、また、運転免許証の返納時期も迫るかもしれないとき、理屈でクルマを買っても人生つまらなくならないだろうか? 歳を重ねたら好きなものを食べ、好きなことをし、好きなところに住み、好きなクルマを買うのが幸せな人生の幕引きではないだろうか。

 そこで、私が人生最後のクルマとして欲しいのは電気自動車(EV)だ。しかも4ドアセダンが好きなので、4ドアセダンのEVから選ぶとすると、米国のテスラ・モデル3しかない。ただし、車両価格は500万円以上する。2017年から発売されている4ドアのテスラ・モデル3

 モデルSはもっと高価で、実は荷室のところがハッチバックなので、厳密にはセダンとは言いにくく、モデル3はトランクリッドを持つセダンとして作られている。なおかつ、モデルSよりあとから製造されたので、品質も高い。セダンタイプのボディ形状を持つテスラ・モデルS

 EVであれば、動力性能は十分だ。静粛性にも優れる。重量が重い分、乗り心地も快適だ。大型画面に集約されたモデル3の情報やスイッチ操作は、老眼でも認識しやすく、画面を使った操作もわかりやすい。さすが、IT先進国である米国の知見が存分に活かされている。テスラモデル3のインパネは、老眼でも認識しやすい大画面モニターをセンターに構える

 EVならではのワンペダル操作による加減速は、運転が楽で疲れにくい。ペダル踏み間違いへの懸念も大きく減らせられる。車線変更も、ウィンカーの操作で自動的にやってくれる。EVは、一充電走行距離の短さや、充電に対する面倒さを懸念する人もあるようだが、モデル3ならWLTPモードで400km走れる。お金をもっと払えるなら、さらに走行距離を伸ばせる車種もある。勾配のきつい山道でもEVなら力強く駆け抜けることが可能だ

 EVであればガソリンスタンドに立ち寄らずに済み、自宅で充電すればほとんどの使い勝手を満たすだろう。電気代は、ガソリン代に比べはるかに安上がりだ。ブレーキパッドの減りも少なく、点検整備などの費用も抑えられるに違いない。そもそも部品点数が少ないので、故障も少ないだろう。左リアパネルに取り付けられた充電口をあけて充電器を差し込むだけで充電ができる

 いずれにしても、EVであることが、クルマ生活に新しい発見や快適をもたらし、それは高齢者にとっても快いカーライフを提供するものであると考える。

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