2)スバル インプレッサSTi(2代目)
日本が誇るラリーウェポンとして名高いインプレッサSTI。海外でも高い評価を集めているだけに、高値安定かと思いきや、意外にも手ごろな価格のものも存在しているのが2代目モデルだ。ベース車のWRXの250PSに対して当時の自主規制値マックスの280PSを発生するEJ20ターボエンジンを搭載したSTIのポテンシャルは現在でも十分に通用するものと言えるだろう。
100万円以下で狙えるものは、初期型の丸目ヘッドライトを持ったものが中心となっているが、ごく稀に中期型の涙目ライトの個体も存在している。ただし、どれも距離は10万キロオーバーとなっており、購入後のメンテナンスも考慮しなければならないと思うが、元々マニアックなユーザーが乗っていることが多いモデルだけに、基本的なメンテナンスがなされている可能性も高い。
また、STIにこだわらなければベースとなったWRXのターボモデルはもっと安価&低走行なものを見つけることもできる。WRXをベースにSTIパーツを流用してポテンシャルアップを図るのも面白いかもしれない。
3)スズキ ジムニー(先代型)
モータースポーツ、というと、とかくスピード競技のイメージが強いかもしれないが、クロスカントリー競技というものも存在する。これは普通のクルマでは到底走れないような悪路をコースとし、そこを走破するのだが、純粋にゴールまでのタイムを競うタイムトライアルのほかに、技術を競うものもある。
これは、コースをいかにスムーズにクリアできるかを競うもので、バックやスタック(停止)などをすると減点がなされ、最も減点が少なかった選手が優勝となるもの。もちろん規定タイムも存在するので、ゆっくり走ればいいというものでもない点が面白いところだ。
そんなクロスカントリー競技にピッタリなのが、言わずと知れた軽自動車クロスカントリーSUVの雄、ジムニーである。ワンメイク競技かと思うほど参加者からの支持を受けるジムニーは、現行型こそ未だに納車待ちが長く続いているが、先代モデルであれば安いものでは10万円台から見つけることができる。
もちろんアフターパーツの豊富さは言うまでもないし、軽自動車ということで維持費も抑えられるので、遊び専用のクルマとして割り切るのも大いにアリではないだろうか。