阪神と改造車への情熱が結集したキャリイ
誰がどう見ても、阪神タイガースファンであることが丸わかりののDA63Tキャリイ。「人とかぶりたくなかった」オーナーが、誰とも違う一台を作るためにモチーフに選んだのが大好きなタイガース。 まず、ボディ色を虎色にしようと塗装屋サンに相談したところ、「阪神タイガースカラーっていう塗料があるらしいんです。これはいいと思って、黄色も黒も本物のタイガースカラーで塗ってもらいました」。
窓から上を黒塗りし、ボンネットやルーフにはイエローラインにトラのロゴマーク。腰下は黄色でフェンダーとリップを黒塗りするなど、塗り分けのセンスも秀逸。
エアロは「族車ちっくでカッコイイなと憧れて」購入したはろ〜すぺしゃるで、ウィングも含めてフルセットで装着。チンスポ風のリップに入れた「24」は代打の神様、桧山選手の現役時代の背番号だ。リアウィンドウには、大好きだったその桧山選手の応援歌を掲げている。改造車全盛時代からドレスアップを楽しんでいたオーナーだけに、旧車ちっくなカスタムも多数。応援歌の下には6連ラッパを並べ、箱スカテールに、ローレル用ウインカー、F1ミラーも装着する。
極太ディープリムのホイールもはろ〜すぺしゃる製。センターキャップにもぬかりなくタイガースロゴを。
派手にやんちゃに遊び倒しても、トータルでまとまりよく、細部までクオリティ高く作り込んでいる。オーナーはVIPセダン創成期に全国に名前を知られた、とある有名チームのリーダー。ドレスアップ魂は、月日を経ても変わらず熱い。