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「事前対策」こそが雨を制する! 「ウェット」のサーキットを走る「秘訣」3つ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

雨に対応した走り

 続いてはテクニック編。仮にドライでもコースイン直後はすぐ全開せず、タイヤやブレーキを徐々に温めていくが、雨のときはウォームアップをいつも以上に慎重に行なうこと。併せてコース上にできている水溜りや川も確認し、通過せざるを得ない場合はできる限りステアリングを真っ直ぐにし、ブレーキも使わず安定した状態で走るのがセオリーだ。雨のサーキットを走行するBMW3シリーズ

 ライン取りもドライの「アウト・イン・アウト」に固執せず、水の少ないところを選びながら走ったほうが安全で速いはず。特に縁石のすぐ脇は水が溜まりやすく、インを攻めすぎるのは避けたほうが無難だろう。雨のサーキットでは「アウト・イン・アウト」に固執しないほうが良い

 雨量の変化をよく観察することも雨天のサーキットを走る上で重要だ。雨は常に一定の強さで降っているワケではない。水溜りが深くなれば挙動はより不安定になるし、路面上に流れる“川”の勢いや本数も変わってくる。なので「前の周は大丈夫だったから」と油断していると、文字どおり足もとをすくわれかねないので要注意。雨量の変化をよく観察することも雨天のサーキットを走る上で重要

 最初こそスリッピーな路面は楽しさより怖さが先に立つかもしれないけど、タイヤは減りにくいしマシンコントロールを覚えるには最適。少しずつウェット路面の走り方をマスターし、ドラテクの向上に役立てて欲しい。雨のサーキット走行はマシンコントロールを覚えるには最適

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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