5)フォルクスワーゲン・up!
では、輸入車はどうだろう。ポイントは、比較的廉価なコンパクトクラスでいち早く自動ブレーキを採用していたのは、ドイツ車ということ。そう、フォルクスワーゲンである。中でもup!は新車価格がフォルクスワーゲンの中で最も廉価なことから、それこそ2016~2017年型でも総額100万円でOK。自動ブレーキを含む先進運転支援機能付きの輸入車でもっとも新しい年式の中古車が狙えるのが、up!ということだ。
6)フォルクスワーゲン・ポロ
意外にも、ひとつ上のクラスのポロでも先代モデルの2014~2016年型が狙える。クラス下のup!と年式別の中古車価格相場が大きく変わらないのは、up!は新車登録台数が少なく、逆にポロは新車販売台数、中古車の数が多いことに起因する。
ちなみに、国産コンパクトカーの開発時にベンチマークとなっている例が多いのがポロだが、開発陣によると、実は先代モデルのほうが特に走りに関して参考になる要素が多く、実際、ここ最近に登場した新型車でも、開発部隊が購入してベンチマークとしているのは先代モデルなのである。
ポロは今、先代モデルの中古車を買っても、先進運転支援機能の充実度だけでなく、走りにも満足できるということだ。ただし、先代ポロはMQBプラットフォーム以前のクルマで、インフォメーションなどすべて英語表記(MQB以降のモデルの日本仕様は日本語表記)。その点を了承したい。
7)フォルクスワーゲン・ゴルフ
さらに上級のフォルクスワーゲン、世界のコンパクトカーの基準であり続けるゴルフともなると、総額100万円で買えるのは、もっとも新しい年式で先代、6代目の最後期型となる2012~2013年型となる(現行型ゴルフ7の日本仕様は2013年6月発売)。
できればコンフォートラインより、ハイラインがお薦め。同じ1.4リッターでもパワー、トルクで勝るだけでなく、装備もより充実しているからだ。ゴルフは8代目の新型の上陸も近いから、この先、2代前のモデルとなる6代目ゴルフは、値下がりする可能性大である。