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「ブーム」の裏に必ず噴出する「マナー」問題! 守るべきキャンプの後片付けの基本とは

マナーとしての後片付けを身につけよう!

 昨今の「キャンプブーム」の影響もあって、たくさんの人たちがキャンプを楽しんでいます。でもなかには、キャンプのマナーやルールを知らない人も多く、知らず知らずのうちに迷惑行為をしてしまっていることも……。

 その結果、キャンプ場のルールが厳しめに変更されてしまったり、キャンプ場そのものが閉鎖されてしまったりといったことも起きています。

 そこでここでは、キャンプの“後片付け”にフォーカスして、知っておきたいキャンプのマナーを紹介していきましょう。

炭や焚き火の残りはきちんと処理を

 BBQや焚き火を楽しむ場合、炭や薪は完全に燃やしきって灰にし、キャンプ場指定の灰捨て場に捨てて帰るのがマナー。しかしなかには、燃え残りをサイトに放置して帰ってしまう人がいて問題になっています。

 サイトが汚れてしまうということもありますが、火が付いたままの炭をその場に捨てていったりすれば火事の原因になるし、ほかのキャンパーが気づかずに触れてしまえばヤケドをする可能性もあります。

 燃え残りが出た場合は、バケツに張った水に浸け、完全に消火してから灰捨て場に捨てるようにしましょう。ただしキャンプ場によってルールは違うので、処分方法がわからなければ、確認しておきましょう。

抜けないペグはそのままにしない

 テントやタープを立てる際に使ったペグが抜けにくく、諦めて放置して帰る人がいるようです。これはサイトにゴミを捨てて帰る行為と同じですので、必ず抜いて帰りましょう。

 抜かないで放置しておくと、次に訪れたキャンパーがつまずいて転んでしまうかもしれません。また芝生サイトの場合、キャンプ場が芝刈りをしたときに機械がペグを巻き込んでしまい、刃こぼれをしてしまうということも起こってしまうようです。

 ペグが固くて抜けない場合は、ハンマーに付いているペグ抜きを使って抜いたり、ペグのフックなどに別のペグを通して引けば抜けるので、決して諦めずに抜いて帰りましょう。

炊事場をキレイにして帰ろう

 炊事場で食器やクッカーを洗ったとき、残った食材が排水溝に溜まってしまうことがあります。これをそのまま放置しておくと排水溝が詰まったり、野生動物が寄ってくる原因になるので、洗い物のあとは排水溝を確かめて、ゴミが溜まっているようであれば処分しましょう。

 キャンプ場によっては、炊事場に生ゴミ用のゴミ箱が用意されていることもあるので、そこに残飯を入れれば簡単。ない場合は、コンビニ袋などを持参して処分をするといいでしょう。

ルールに従ってゴミ処理を

 ゴミはすべて持ち帰りだったり、燃えるゴミとプラスチックゴミは一緒だったりと、ゴミの処分方法はキャンプ場によって異なります。そのキャンプ場の指示に従って行いましょう。

 とくに気を付けたいのが、ガスカートリッジの空き缶です。こちらも「缶に穴を開けて捨てる」「ガスカートリッジ捨て場に分別」「持ち帰り」など、さまざまあるのですが、面倒くさがって、燃えるゴミに紛れ込ませて捨ててしまったなんて話もあります。それに気づかずゴミを処分してしまって、爆発や火災が起こることもあるので、くれぐれもルールに従った処分を行いましょう。

サイトに落とし物がないかチェック

 撤収がすべて終わったら、サイトを見まわして落とし物がないかどうかをチェックしましょう。しまい忘れたペグ、遊んだままのボールなどが落ちていることもあります。また、拾い忘れたゴミなどがあれば、拾って処分しておきましょう。

「とっていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ」というのがアウトドアの基本です。キレイにして帰れば自分も気分がいいし、次にそこを訪れるキャンパーも気持ちがいいものです。

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