●実際の結果は……? シム効果がバリ炸裂
アセットコルサでアルトバンをオートマにして、ツインリンクもてぎを2時間ばかりシムトレーニングしたところ、実際のN-ONEでの走りと比較して、これ以上の感動と驚きはないぐらい、何から何まで寸分違わずだったことに、恐怖すら覚えた。
初めてのサーキットだと、コースインして数周は、ラップタイムがあがり続ける。ブレーキのポイントやステアリングを切り込むタイミングなどをアジャストしていく作業は絶対に必要だからだ。今回、まったくの初コースにも関わらず、それがほぼ不要だったのだ。
レーススケジュール的には、初日が練習①と練習②、次の日が予選&決勝という流れ。そのなかで、自分のベストタイムが出たのは、練習①のピットアウトラップを除く2周目のこと。自分でもそんなはずはないと思うも、そのあとのどのセッションでも、そのタイムを上まわることができなかったのだ。
もうこれは、レーシングシムで練習した効果が、バリバリに炸裂したという証拠ではないだろうか? レース結果は自慢できる内容ではなかったが、初めてのサーキットにも関わらず、まわりの先輩N-ONEレーサーたちとそこそこのバトルを楽しむ余裕もあった。シムの効果は想像以上。恐ろしいほどの「リアル」を体験できた。これは、マジで素晴らしい。
【取材協力】
とりせんせ(Assetto corsa MOD)、挙動監修 有志のみなさん
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