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「スピン」したら止まるまで「フルブレーキ」! ニュル優勝ドライバーが教えるサーキットでの「生き残り方」

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

【いざとなったら愛車を見捨てて避難】

 コース内でトラブルやクラッシュでクルマが動かなくなった場合、速やかにクルマから降りてガードレールの外で待機するのが基本。このときガードレールの外に出るまではヘルメットを脱がないこと。クラゴン選手曰く「もし本格的なレースのような場合は、“走行終了のチェッカーが振られるまではヘルメットを脱がない”ぐらいの気持ちでいてほしいですね」とのこと。コース内でトラブルやクラッシュでクルマが動かなくなった場合、速やかにクルマから降りてガードレールの外で待機するのが基本

 「トラブルやクラッシュでクルマが止まってしまったときに、クルマから降りて、ぶつかったところや足まわり、エンジンルームなどをチェックしはじめる人がいるのですが、これは非常に危険です。特に雨やコースにオイルが出ているときなどは、後続車も同じ場所に突っ込んでくる可能性があるので、クルマから降りるときは、後続車の有無の確認も忘れずに」。コースアウトしたその場で車両の状況をチェックするのは危険

 なお、走行会によっては「コース内でクルマが止まったときはシートベルトをしたままクルマから降りないように」と指示される場合もあるので、その場合は主催者の指示に従うこと。

【クルマの整備や自身の装備も】

 このほかにもクラゴン選手からは「空き時間にタイヤとブレーキの摩耗をチェックすることとか、サーキット走行前・走行後の整備点検はプロにまかせること」といったアドバイスも頂戴した。サーキット走行前・走行後の整備点検は出来ればプロに任せたい

 さらに、ヘルメットなどのレーシングギア選びも抜かりなく。「ヘルメットなどは、もしものときのための物なので、ある程度はコストを惜しまずに安全面で実績のある物を選びましょう。出来れば二輪用でも良いのでフルフェイスタイプがベターです。グローブやシューズも操作性の良さ、安全第一でチョイスするのが、サーキットを楽しく安全に走るためのポイントです」。サーキット走行用のヘルメットは二輪用でも良いのでフルフェイスタイプがベター

 以上がクラゴン選手からのアドバイスだ。クラゴン選手が主催する「クラゴン部屋」では、サーキット攻略の他に、スピン体験やフルブレーキングの対処など、ビギナー向けに安全性を重視したプログラムも開催しているので、ドラテクを磨きたかったり興味のある人は是非チェックしてほしい。

【詳しくはコチラ】
取材協力:クラゴン
https://twitter.com/kuragonOYAKATA

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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