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「ジャッキアップ」どころか「カプセル」に入れる猛者も! 貴重な旧車を長持ちさせる「涙ぐましい」努力6つ

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

いかにしてコンディションを維持できるか

 形あるものはいつかは壊れるというけれど、それはクルマも同じ。どんなに大切にしても劣化は進むし、じゃあ乗らなければ良い、というものでもなく、寿命に向ってカウントダウンは続く。しかし、それを遅くする方法があるのも事実で、何より乗りっ放し、置きっ放しではダメ。とくに旧車の場合は致命的なことになり兼ねないだけに、保管方法には気をつけたい。そこで今回はその保管方法についてまとめてみた。大切な旧車は乗りっ放し、置きっ放しではダメ

【ガソリンはできるだけ満タン】

 ガソリンタンクが樹脂になったのは最近のこと。それまでは金属製で、内部はコーティングされているわけではないので、劣化が進む。実際、レストアの難関は燃料タンク内のサビをどう処理するかだったりもする。できるだけ満タンにしておけば、空気に触れないのでサビを防止できる。ただ、ガソリンは腐ってキャブレターに詰まったりするので、満タンにした時期を頭に入れておいて定期的に動かし、ガソリンを入れ替えるようにしたい。金属タンクのサビを防ぐために駐車時は満タン状態がベスト

【タイヤへの負荷を減らす】

 長期間停めておくと、当然のことながら、タイヤの同じ場所が常に接地するので、そこだけヘコミやすい。いわゆる「フラットスポット」ができてしまい、走るとゴンゴンと振動が出てしまう。同じ位置で長期間停めたままにしておくとタイヤに跡がついてしまう

 基本的には戻すことはできないので、たまに動かして接地面を変えてやったり、猛者になるとジャッキアップして保管する例もある。また保管中は空気圧を高めにしておくのも手だ。コダワリ派はジャッキアップして駐車する人も

【車内の湿気除去と換気】

 湿気はクルマにとって大敵な存在。できるだけ無いほうが良いし、アメリカ西海岸が「旧車天国」と言われているのは雨がほとんど降らず、乾燥しているからだ(最近は異常気象で雨が増えているが……)。一方の日本は高温多湿ということで、旧車の維持には不向き。それでもオーナーは維持しなければならないワケで、そこで用いられるのが除湿剤。クルマ用は小さいので、家庭の押し入れ用などの大サイズを複数個置き、トランクにも入れておくようにしよう。クルマに大敵の湿気は車内に除湿剤を置くことで対応

 湿気を取り除くことに加えて車内を換気することも大事で、もし屋内保管であれば窓を半分ぐらいあけて空気が常に出入りできるようにする。長期に停める場合は窓を少し開けて換気しておくことも大事

 また、窓に挟む小さなファンがあるので、それを付けるのも手だ。屋外保管でも定期的に空気の入れ替えをして、とにかく空気が留まらないようにする。車内の空気を換気するための小型ファンを使う手もある

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