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無念の終盤エンジンブロー   HRE16号車はタイトル奪回に及ばず!【NASCARトラックシリーズ 第22戦】

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

レース序盤のマシン異変 ポイントゲットへ戦略変更

 その16号車、50周の第1ステージが終わったステージブレイクのピットインではマシンチェックと給油、4本のタイヤ交換をして第2ステージを22番手から迎えることとなった。続く第2ステージではスピードを取り戻した16号車は前車をパスしていくのだが、今度は70周目のバックストレートでマシンのスピードが極端に下がってしまう。HREチームはグリーン下のピットインを避けるため、ヒル選手にエンジン回転数を落としてスロー走行で周回を続けるように指示し、イエローコーションが出るのを待つが、やっとコーションが出た76周目には26番手までポジションを下げてしまった。HREの#16 アイシンTOYOTA タンドラのピットイン作業 ピットではエンジンメーカーのエンジニア達が作業にあたり出来る限りの修復作業を試みる展開となった。ペースカーに先導されたスロー走行下においても周回遅れにならない為の作業時間は約90秒しかなく、周回遅れにならないようにピットアウトとピットインを繰り返しながらのエンジンの修復作業が行なわれた。しかし限られた時間内での作業では修復は出来ず、ヒル選手はレース再開で2ラップ遅れの29番手でコースに戻った。HREの#16 アイシンTOYOTA タンドラ エンジンメーカーからの報告では、エンジンの修復は不可能という判断だったが、HREは、スピードを下げてでも最後までレースを走り切ってポイントを稼ぎ、プレイオフ・トップ4に残る戦略へと切り替える。そして110周目、最終ステージのリスタートが切られると、16号車はスピードを抑えながらもポジションをキープして周回を続けた。

 しかし116周目のストレートエンドでエンジンルームから火花が上がる。ヒル選手は何とか自力でピットまでたどり着くも、その時点で走行不可能な状態となっており、無念のリタイヤとなってしまった。そして残念ながら僅かなポイント差でファイナルステージへの進出は叶わなかった。

 アリゾナ州フェニックスで行われた、11月6日(金)午後8時からの「Lucas Oil 150」が、今シーズン、トラックシリーズの最終戦となった。

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