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「屋外」だから「安全」は大間違い! コロナ時代のキャンプの常識11選

開放感あるキャンプを楽しむ だからこそ気をつけたいコロナ感染防止対策

 新型コロナウイルスの感染状況により、これまでとは違った窮屈な暮らしが続く昨今。そんな背景もあって3密(密閉・密集・密接)が避けられ、ソーシャルディスタンスを保ちながら、自然の中でのびのび過ごせるキャンプ需要がさらに高まっている。

 一方で、キャンプ場運営者や常連キャンパーからは「利用ルールを守らない」「クラスターが起きないか不安」と懸念する声も。そこで今回は、withコロナのキャンプにおいて徹底しておきたい、新しいキャンプマナーなどを確認しておこう。

 

【キャンプ場を予約する前にチェック】

ローカルキャンプの推奨

 感染症の拡大防止のため、県をまたがず地元のキャンプ場を楽しむ「ローカルキャンプ」が推奨されている。場所によっては地元民へ向けた割引などの特典があったり、地域活性化にも繋がる。調べてみると意外と知られていない、穴場キャンプ場に出会えるかもしれない。

キャンプ場の最新情報を確認

 日々変わる感染状況に合わせて、キャンプ場の運営状況も変動する。感染拡大防止の観点から、以前レンタルできたものがNGになっていたり、チェックイン時間や仕組みが変更していたり。まずはHPやSNSで情報収集をし、不明点についてはメールで確認。スタッフ数を減らしている所もあるため、電話での問い合わせには配慮が必要。

「グルキャン(グループキャンプ)」は控える

 3密によるクラスターを引き起こさないためにも、大人数でのグループキャンプは控える。ソロやデュオ、同居ファミリーなど、少人数で心置きなく楽しめるプランを立てよう。

アーリーチェックイン・レイトチェックアウトの利用

 受付時の密を避けるべく、早めのチェックインや遅めのチェックアウトを利用するのも手段の一つ。場所によっては有料だが、地元民なら無料だったり、GOTOキャンペーンで安くなるぶん、追加料金を払っても良いサービスだろう。キャンプ場を選ぶ際や予約時に確認しておこう。

【チェックイン前にやっておきたいこと】

健康状態の確認と管理

 体温は朝低め/夜高めの傾向があるため、前日と当日に必ず自宅で測定すること。現在どのキャンプ場も、37.5以上の場合は入場不可。熱がなくても体調が優れない場合は、絶対に無理はせずキャンセルすること。体温計やマスクは必ず持参し、キャンプ翌日もテント内で検温するなど徹底しておこう。

買い物は自宅近辺で済ませる

 感染リスクを低減させるために、キャンプで使う食材や必要なモノは、極力自宅近辺もしくはオンラインで購入する。店内で買い物をする際は、必ずマスクの着用とアルコール消毒をし、各所ガイドラインに沿った行動を徹底すること。

【キャンプ場での過ごし方】

キャンプ場のルールを遵守

 キャンプ場の利用ルールやマナーをしっかりと守ること。これはコロナ対策に限らず、ゴミ処理や水場の利用方法なども然り。思わぬ事故を招いたり、周りに迷惑をかけてトラブルにならないためにも守るべき、大切なこと。まずはキャンプ場内ルールを遵守し、さらに自分たちでできる感染対策を実践していこう。

共有スペースでのマスク着用の徹底

 受付、管理棟、トイレ、炊事場などの共有スペースでは、マスクの着用と消毒が義務付けられている。開放感から守らない人がちらほらいるが、絶対に守っていただきたい。キャンプ場内を散策する場合もマスクは常備しつつ、他のサイトと距離があれば外して、大自然を思い切り堪能しよう。

手洗い・うがい・消毒の徹底

 基本的なことだが改めて、手洗い、うがい、消毒を徹底すること。共有スペースの利用を避けるためにも「ウォータージャグ」が一つあるとサイト内で完結できる。持ち歩きタイプの消毒スプレーもあると便利。ただし消毒用アルコールは引火しやすいため、焚き火・バーナー・ストーブなどの火気近くで絶対に扱わないこと。高温になりやすい車内保管も大変危険なのでNG。

【帰宅前に注意すること】

来た時よりも美しく

 撤収時は、来た時よりも綺麗にして帰ること。食べカスや使い捨てマスクなどのゴミや、焚き火の灰など、しっかり片付けて帰るという当たり前のマナーができていないキャンパーが後を絶たない。自分たちがキャンプ場へついた時、どんなサイトだったら気持ちよく過ごせるかを考えて行動するべきである。

チェックアウト後はまっすぐ帰宅

 行きと同じように感染リスクを低減するため、チェックアウト後も極量寄り道をせずに帰宅するのがベター。もし地域活性化のためにと、道の駅やパーキングエリア、観光施設などを利用する際は、それぞれのガイドラインに沿った行動を徹底すること。そして帰宅後の手洗いうがいもお忘れなく。

【日常で気をつけることをキャンプにも】

 キャンプだからと開放的になりすぎるあまり、周りへの配慮が薄れていないだろうか。withコロナ時代では「自分も感染するリスクがある」という意識を忘れずに行動することが大切だろう。そのためにも日常生活で気をつけていることをキャンプ場でも徹底しながら、自然の中で過ごす時間を堪能していただきたいものだ。

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