3)ホンダS660
オープンカーではより走りに特化した、S660を忘れてはいけないだろう。1996年で生産を終了した名車『ビート』の実質的な後継モデルに当たり、64ps/10.6kgmのエンジンや軽自動車としては初の6速MTを採用する。ミッドシップのレイアウトや後輪駆動をビートから引き継ぎ、アフターパーツも多くチューニングやドレスアップも楽しめる。
4)ホンダN-ONE
ホンダではフルモデルチェンジしたばかりの、2代目N-ONEも大いに注目したい。以前からウワサされていた6MTが『RS』グレード搭載、軽自動車では初のFF&ターボ&6MTというパッケージになった。
走りのよさを予感させるグレード名に相応しく、ミッションはクロスレシオ化したギヤを採用、さらにターボラグが少ない電動ウエストゲートを筆頭に、最先端のテクノロジーが惜しみなく投入されている。現行モデルではワンメイクレースも大盛況なので、ますますサーキットで見かける機会が増えそうだ。
5)ケータハムセブン160
最後は番外編でイギリスの自動車メーカー、ケータハムが販売している『セブン160』で締めたい。クラシックなフォーミュラカーのような外観を持つケータハムの代表的なモデル『セブン』に、先代アルトやカプチーノなどに搭載されていたK6Aターボをドッキング。
エンジン自体は80psと出力が高められており、車重もわずか490kgと他の軽自動車を寄せ付けない軽さを実現、加速やコーナリングの鋭さは改めて説明するまでもない。ネックとなるのは400万円を超える価格だが、性能と唯一無二のキャラクターを考えれば、それだけの価値は十分あるに違いない。