参加方法や当日の流れは?
次に参加の手順やイベントの流れを、富士スピードウェイを例に紹介しよう。まずはウェブサイトの「走行カレンダー」で、体験走行が実施される日を確認する。スケジュールが合えばサーキットへ足を運び、走行開始の15分前コントロールセンターでチケットを購入、指定の場所に駐車して時間になったら先導車に従い走行スタート。スーパーGTなどが開催される本コースを体験でき、走行料金は1台で2200円と意外にリーズナブルなのだ。
ただしお試しの体験走行といえど注意すべき点はある。まずは上でも書いたとおり追い越し禁止で、前車との間隔をわざと空けて全開するのも絶対にNG。一方で、通常のサーキット走行では禁止されている助手席や後席の同乗走行が認められているので、カップルや家族連れも一緒に楽しめるのは大きな魅力だ。
あくまでも体験であって一般的なフリー走行じゃないからこそ、低料金かつ専用の装備もいらないことを理解しておきたい。それと最低でもクツはサンダルやヒールの高いタイプじゃなく、運転しやすいスニーカーなどを用意すること。
なお富士スピードウェイでは上記の体験走行に加え、86やヴィッツといった「GR」の車両をレンタルしての体験走行や、レースおよびイベント時に開催を予定している「ナイトパレードラン」も。
同様の取り組みはほかの主要サーキットでも行なわれており、主催者が独自に体験走行の枠を設けるイベントも存在する。いわゆる「ビギナー向け走行会」より敷居の低い「体験走行」を、サーキットの第一歩として大いに活用しよう!