ストーブがなくてもOK 冬キャンプは難しくありません
もちろん、薪ストーブ・灯油ストーブがあれば暖かいですが、ストーブをインストールするにはそれなりに大きなテントが必要になりますし煙突出しの加工も要します。
小型のテントでストーブを使用するのは一酸化炭素中毒のみならずテントが融けたり火災になるリスクが少なくありません。基本的にはテント内は火気厳禁。これは照明用のローソクランタンでも危険です。テント内の照明はバッテリー式以外はNGです。
ソロテントや2人用の小型テントしか持っていない場合は、グランドシート、断熱シート、エアマット、敷布や毛布、ブランケット類を敷き詰めて地面からの冷気を断熱すればかなり暖かく過ごせます。ただし寝袋だけは冬季対応のダウンシュラフを使用してください。3シーズンのシュラフでは凍えてまともに眠れません。
テント脇で焚き火をセットする際は、風除けの陣幕やウインドスクリーンを張ると暖かく火の粉の飛散防止にもなります。冬のキャンプは周囲が枯葉枯草だらけですので、燃えやすい枯草を除去し消火バケツを配置するなど火災には特段の注意を払ってください。
冬季キャンプは水が凍結するため焚き火脇に置くと凍結防止になります。またオープンしているキャンプ場でも水場は使用禁止の場合もありますので、ポリタンクや多数のペットボトルなどで多めに水を用意しておく方が懸命です。水場、トイレの使用の可否などは事前にキャンプ場に確認することをお勧めします。
ぬくぬくの暖かい装備で冬のキャンプ。晴れた冬空はいちばん澄み渡っています。12月から1月にかけて流星群を眺めるチャンスもあります。
【星空情報】
◆12月13日~15日 ふたご座流星群
◆12月22日〜23日 こぐま座流星群
◆2021年1月3日23時~4日0時頃 しぶんぎ座流星群