いちおう「2021年1月末まで」が申請期限 広く浅く改めて紹介
65歳以上のドライバーを対象とした「サポカー補助金」。すでに多くのユーザーが利用している補助金制度だが、実はこの制度には実施期間が定められているのをご存じだろうか?
サポカー補助金を交付する次世代自動車進行センターのホームページによると「2021年2月頃まで受付を想定している」と書かれている。また申請総額が予算額を超過する場合には申請締切前であっても募集を終了する旨が書かれている。つまり早ければあと2カ月強でサポカーの補助金申し込みは終了する可能性があるということだ。
せっかくの補助金をみすみす見逃してしまうことの無いように、サポカー補助を予定してクルマを買う、後付け装置を買うといった予定があるユーザーは、なるべく早く申し込みを実施した方が良いだろう。また同センターでは“予算残額が少なくなった段階でホームページで見通しを公表する”としているので、気になる読者はホームページを随時チェックしておくと良いだろう。
補助金対象その1「安全運転サポート車」とは
では、そもそもサポカー補助金とは何なのかをまだ知らない読者に向けて簡単にその制度を説明しておこう。年齢は令和2年度中に満65歳になるドライバーが補助金の対象となっている。
補助の対象となるのは安全運転サポート車の車両、または後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置の大きく分けて2種類。
安全運転サポート車とは、いくつかの先進安全技術が搭載されたクルマのことを指している。そのひとつが衝突被害軽減ブレーキやだ。車載のレーダーやカメラによって前方の車両や歩行者を検知して警告したり自動ブレーキを作動させるもので、近年のクルマの多くに搭載され始めている安全装備だ。
また車線逸脱警報装置は車線からはみ出しそうになった際にドライバーに警報を発する機能、さらにハイビームとロービームを自動的に切り替える先進ライトなども安全装置のひとつ。ペダル踏み間違い急発進抑制装置など他にも多くの先進安全技術が搭載されている。
これらの装置を備えたクルマはサポカー補助金の対象車種として公開されているのでチェックしてみると良いだろう。安全運転サポート車に対する補助金は新車(普通車)の場合は最大10万円、新車(軽自動車)では最大7万円、さらに中古車は最大4万円の補助が受けられる。
補助金対象その2「後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置」とは
もうひとつのサポカー補助金の対象となっているのは後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置。こちらは後付けできる安全装置が補助金の対象となっている。
安全性の高いクルマや後付け装置の導入をサポートするこのサポカー補助金の制度。65歳以上で対象となっているドライバーなら、この機会により安全性の高いクルマへの乗り換え、安全装置の追加設置などを考えても良いだろう。間もなく補助金の実施期間が終わることになるので、導入を検討しているユーザーは早めの利用を考えると良いだろう。