ベランダ、デッキなら手すりや柱を利用
ベランダやウッドデッキなら手すりや柱を利用できる場合が多く、スタンドなしでもハンモックをセットできる可能性大。ハンモックを柱にくくりつける際は、難しいロープワークなんて不要です。
大抵のハンモックにはカラビナが装備されていますし、チェーン状のハンモック用ロープを柱に巻き付けて、ハンモックのカラビナをひっかけるだけでセット完了。ハンモックの生地は、肌触りの良いコットンでも、軽くて強靱な化繊でも、お好きなデザイン、肌触りのモノを。
お隣の視線が気になるなら「カクーン/テントハンモック」も良いでしょう。ただし、屋外では紫外線や雨によって室内利用よりも汚れ・劣化しやすくなります。何日も吊りっぱなしにするのは避けたほうが無難です。
庭やキャンプで使うなら軽量で「蚊帳付き」のタイプを
「自宅の庭でも使うし、キャンプでもハンモックで眠りたい」という人には、蚊帳付きハンモックを選んでおくと嫌な虫に悩まされることはありません。
もし、木にハンモックを取り付ける場合は、幅広テープを使うなど木への保護を忘れずに。キャンプ場の場合、木にロープを巻き付ける行為を禁止していることがあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
ハンモックを吊せそうな木が1本しかない場合は「片側スタンド」を使って固定します。トライポッドのようなスタンドで、使わないときはスリムに収納できます。また、駐車場と隣接した庭ならシートベルトを使うハンモック用フック、ヒッチ利用のハンモックスタンドを使ってもいいでしょう。
ハンモックは一人用で通常、耐荷重80kg以上あります。これは静止耐荷重といって、静かにハンモックに乗ってゴロリと過ごす状態での安全を示す数値であり、ブランコのように漕ぐ、ハンモックの上で飛び跳ねるといった使い方は考慮されていません。とくに小さな子といっしょのときは十分注意してください。