4台の中で唯一、現行のセダンモデルがある【ホンダ・アコード】
今回ピックアップした車種の中では唯一、セダンとして車名が継続されているアコード。とはいえ現行モデルの存在感は薄く、往年ファンからしてみれば物足りなさを感じてしまうことだろう。
そんなアコードが最も輝いていたのは、1993年から97年まで販売されていたCD型ではないだろうか。 それまでの5ナンバーサイズの呪縛から離れたアコードは、3ナンバー車らしい伸びやかなフォルムを実現し、最もスポーティなSiRグレードには190PSを発生させるH22A型 VTECエンジンが採用されていた。
そんなアコードのスポーティイメージを決定づけたのが、96年に全日本ツーリングカー選手権に投入されたことだろう。それまでシビックフェリオで苦戦続きだったホンダであったが、アコードを投入するやいなや2年連続でドライバーズチャンピオンを獲得。97年にはチームタイトルを獲得するほどの活躍を見せたのである。