3台とも集めたくなるモデル!
市販車から競技車両まで手広い範囲をモデル化している模型メーカーの京商。同社オリジナルブランドから1/18スケール「ランチア・ラリー」の競技仕様が3台、12月1日に発売される。
ランチアといえばヨーロッパで大人気のモータースポーツ、とりわけWRC(世界ラリー選手権)での活躍を想像する方が多いのではないだろうか。1963年にデビューしたフルヴィアに始まり、ストラトス、デルタS4、デルタHFインテグラーレといった名車たちが数々の歴史を刻んできたのはクルマ好きの中では周知の通り。
今回モデル化されたラリーもその1台。1982年から始まるGr.Bカテゴリーで争われるラリーが決定すると、ランチアは参戦をするプロジェクトをスタート。シャシーはダラーラ、エンジンはアバルト、ボディはピニンファリーナという豪華な陣容で、開発車両コードには「SE037」が付けられた。マニアから「037ラリー」とも呼ばれる理由は、これに由来するものだ。
実車と見間違うようなクオリティに注目
それでは、詳細を見ていこう。マルティーニカラーを纏うゼッケン1番のマシンは、1983年にヴァルター・ロール/クリスチャン・ガイストダーファー組みがモンテカルロラリーに出場し、ランチア・ラリー初の優勝を遂げた、その仕様を再現している。
そしてもう1台。同年10月に開催がなされたサンレモラリーに出場したトティップカラーが眩しいゼッケン18号車は、ミキ・ビアジオン/ティツィアーノ・シビエロ組みが5位入賞をしたマシンを再現。こちらの2台は、新規金型ではなく2009年に発売されたミニカーにクリアコートを追加したディテールアップモデルとして10年ぶりに再生産というカタチとなった。
最後に紹介するのは、京商では初のモデル化となった、1983年にヨーロッパラリー選手権の中の一戦、地中海のサルデーニャ島が舞台のコスタスメラルダ戦に参戦した、ゼッケン16番のジャンフランコ・クニーコ/エルジー・バルトリッヒ組みのウルトカラーを纏った1台。この大会では、1位から6位までがランチア・ラリーだった。
どのモデルも開閉式で、ドアを開けると、ずっと覗いていたくなるようなインテリアが飛び込んでくる。アバルト製ディープステアリングの先にあるインパネにはレヴ・カウンター、ブースト計が配備され、コ・ドライバー側にはラリーコンピューターのみが備わっている。
また、フロントのカウルを開けるとスペアタイヤやバッテリーが搭載。閉まっている状態でもリアカウルからエンジンが見えるのもラリーの特徴で、カウルを持ち上げるとワークスカーの証であるゴールドのカムカバーが出迎えてくれる。ラリーの特徴でもあるミッドシップエンジンのスーパーチャージャーのユニットはエアクリーナーケースの下にあるので、手にとって確認をしてほしいばかりだ。
気になる価格は2万2000円(税抜き)。全国の模型店やインターネットで購入することが可能だ。
【詳しくはこちら】
ランチア・ラリー モンテカルロ仕様 #1
https://dc.kyosho.com/ja/ks08306a.html
ランチア・ラリー サンレモラリー仕様 #18
https://dc.kyosho.com/ja/ks08306b.html
ランチア・ラリー コスタスメラルダ仕様 #16
https://dc.kyosho.com/ja/ks08306c.html
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