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主役を喰うほどの存在感! 海外映画&ドラマで憧れた「名役車」6選

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、フォード・モーター、8282style

アメリカン・グラフィティ【デュース・クーペ】

 1973年に公開された青春映画「アメリカン・グラフィティ」では、主人公の兄貴分であるジョン・ミルナーの愛車、フォードの「デュース・クーペ」も印象的。V8エンジンが剥き出しになったルックスやエキゾーストノート、ドラッグレースの原型といえるシグナル・グランプリの描写など、国や時代を超えてクルマ好きの心をくすぐるシーンが盛り沢山だ。アメリカン・グラフィティの劇中車「デュース・くーぺ」

テルマ&ルイーズ【サンダーバード】

 女性ふたりの逃避行を描いた「テルマ&ルイーズ」で、彼女たちが乗っていたのは1966年式のフォード「サンダーバード」のコンバーチブル。楽しい旅行になるはずだった出発のシーンから悲劇的なラストまで、物語に寄り添う文字どおり“名脇役”として主人公たちに寄り添った。

テルマ&ルイーズの劇中車「1966年式フォード・サンダーバード・コンバーチブル」

(TYPE74様より写真提供)

グラン・トリノ【トリノ】

 最後は少し新しめ、2008年に公開された作品で、車名がそのままタイトルになった「グラン・トリノ」を。監督および主演は当時78歳だったクリント・イーストウッドが務めており、グラン・トリノとは1972〜1976年に生産されたフォードの第3世代「トリノ」を指す。グラン・トリノの劇中車「トリノ」

 ほかの作品と異なり劇中で走行するシーンはほとんどないが、物語の関わりや存在感はまさに主人公クラス。余談だがイーストウッド主演でクルマが印象的な作品には、興行的にイマイチだったものの「ピンク・キャデラック」という作品もある。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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