3)手間暇を考える
クルマを所有するとコストもかかりますが、意外と手間暇がかかります。例えば、定期的なメンテナンス。車検に始まって、シーズン毎のタイヤ交換、日々の清掃や、洗車です。キャンピングカーは「走る家」ですから、その清掃も大変です。
これを怠ると「走るゴミ屋敷」です。洗車に至っては「体育会系洗車部」ではないかと思う位に体力を使います。普通車よりもデカいので、洗車する面積も広く、また屋根に昇ったりと気分はジャングルジムです。ほぼ一日がかりを覚悟しなければなりません。
この点、レンタルですと、いつも使う時は綺麗になっていますし、雨でデロデロになっても、そのまま返却するので、後日、天気の良い日に根性入れて洗車する必要がありません。その一方で、レンタルだと、その都度、必要なものを積み下ろししないといけません。
旅先で「あっ! 忘れた!!」なんて事も多々あります。その点マイキャンピングカーだと必要なものは、いつもの場所にあるので、正に「我が家」気分でいられます。
4)家族の意見は?
独り者でない限り、これが重要になってきます。特に奥様。駐車代にしたって「月々の駐車代で、家族で高級ホテルに泊まれるのよ!レンタルでいいでしょ!」なんて、理屈では奥様の言う通りです。仰る通りです。
ましてや、普段は奥様の足代わりで乗るとなると、ちょっと近所に買い物や、子供の送り迎えに行くのも、あの仰々しいキャンピングカーで行く事になるのですから大騒ぎになってしまいます。奥様の裁決は地獄のエンマ様よりも恐ろしいのです。その点、お子様はコストや手間は考えないので、上手くするとお父さんの強力な味方になってくれます。
あるご家族では、レンタルキャンピングカーを返却する時に子供たちが「ありがとう~! さよなら~!!」と号泣して別れたので、奥様がほだされて、結局、キャンピングカー購入に至ったという逸話がありました。家族の意見で、購入かレンタルか? が決まったりします。
5)そこに愛はあるのか?
最終的にはこれでしょう。これまでの条件を計算すると、理屈ではどうしても割が合わない時があります。それでも「キャンピングカーが欲しい!」「男にとってクルマは、カウボーイの馬の様なものだ!」とか、計算では答えが出ない、ロマンや想いがあったりします。
そうです。最終的には「愛」があるかどうかで、購入かレンタルかが決まります。ある意味、恋愛と同じで、欲望を満たすだけなら(色んな女性とのアバンチュールを楽しみたいなら)行きずりの恋でも良いですが、コイツと人生を共にしたい! と思うなら結婚・・・の様なものです。
私見で恐縮ですが、私なんぞ「キャンピングカーに乗らずに死ねるか!」「生まれ変わってもキャンピングカー」ですから、まさに「愛だよ、愛!」ですね。