運転ミスによる事故を防止する効果がある装置
「高齢者の運転するクルマが事故を起こしました」……週に何度か、こうしたニュースを耳にします。死亡事故を例に見てみると、近年の高齢者の事故は横ばい状態です。しかし、死亡事故全体は減っているため、構成比としては高齢者の事故は増えているということになります。
高齢者は判断力が鈍ったり、体力が落ちたりするため、運転においてもミスが起きることがあります。しかし、高齢者ほどクルマの恩恵を受けられる存在です。高齢になったからといって、免許を返納しクルマの運転をあきらめるのではなく、高齢者でも安心して運転できる方法を考えるのが成熟した社会のあり方ではないでしょうか?
現在、高齢ドライバーの運転ミスによる事故を防止する効果がある装置を備えるクルマについては、「セーフティ・サポートカー(サポカー)」、もしくは「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」として購入時に補助金がもらえます(年齢などの条件があり)。サポカーやサポカーSの認定にも関係してくる高齢者の運転に役立つ装置を紹介していきます。