クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • WRC用のホモロゲモデル! 「フィアット・アバルト131ラリー」が1/18スケールモデルで発売!【京商】
CLASSIC
share:

WRC用のホモロゲモデル! 「フィアット・アバルト131ラリー」が1/18スケールモデルで発売!【京商】

投稿日:

TEXT: AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、FCA、Miyagawa koichi

アバルトが手掛けたスポーツセダンを卓上で楽しむ

 大衆車から競技車両まで幅広い車種を手掛けている模型メーカーの京商。同社オリジナルブランドから1/18スケール「フィアット・アバルト131ラリー」の競技モデルの2台が明日発売される。

 1974年にフィアット124の後継モデルとして発売されたミドルセダンの131ミラフィオーリをベースに、当時のWRCのグループ4の車両規定(生産台数400台)に対応したラリーマシンとして開発されたのがアバルトだった。1976年に登場したフィアット・アバルト131ラリー。画像は競技車仕様となっている

 太いタイヤを収めるためのフロントオーバーフェンダーは、フロントスポイラーと一体化。ランチア・ストラトスにも似ているルーフスポイラーと、ダックテール型のトランクリットはエアロダイナミクスも突き詰められた最先端のデザインを採用。ランチア・ストラトスやランボルギーニ・カウンタックのデザインを手掛けていたベルトーネが担当をしていた。なお、前後のオーバーフェンダー、ボンネット、トランクはFRPでドアはアルミ製を採用していたこともあり、車両重量は980kgに抑えられた。2009年のトリコローレに展示されていた131ラリーはオーナーカー

内外装のこだわった作り込みに注目!

 それでは京商から発売される競技車に目を向けよう。1980年のポルトガル・ラリーに出場したゼッケン5番、バルター・ロール/クリスチャン・ガイストドルファー組が駆るフィアットのワークスカラーを纏った仕様を再現。今回は新規金型ではなく仕様違いでの販売となる(前回は1981年のポルトガル・ラリーに参戦したゼッケン1)。1980年のポルトガル・ラリーに出場したゼッケン5の131ラリー

 開閉式のドアを開けるとスパルタンな内装が出迎えてくれる。アバルト製の2本スポークの先にあるメータークラスターにはアバルト製レブカウンターのほかに燃圧計、油圧計、水温計が備わる。リアシートに目を向けると室内を張り巡るロールケージはもちろんだが、仕切りのあるボックスはヘルメットホルダーとなっている。1980年のポルトガル・ラリー仕様の131ラリーの内装

 もう1台、リバーカラーを纏うゼッケン11番は、同じく1980年のサンレモラリーに出場したアッティリオ・ベッテガ/アルナルド・ベルナッキーニ組の6位入賞仕様を再現。上記のモデルとは違いフォグランプが2灯になり、ライトカバーが装着されている。1980年のサンレモラリーに出場した131ラリー

 前ヒンジのエンジンフードをオープンすると三角形の補強バーが目に飛び込む。その奥には、アバルトのヘッドカバーやエキゾーストマニホールドなど細かい部分まで再現されている。また、2台は仕様が違うため同じクロモドラ製のホイールでもデザインやリム幅も変わっている点にも注目をして頂きたい。ずーっと眺めていたくなる作り込みは、さすが京商。1980年のサンレモラリーに出場した131ラリーのエンジンルーム

 気になる価格は開閉機構が付いて2万2000円(税抜き)。全国の模型店やインターネットで購入をすることが可能だ。なお京商のHPをご覧の方はご存じかもしれないが、1980年のポルトガルラリーに出場したゼッケン1番(アリタリアカラー)は発売が延期となったことも伝えておきたい。

【詳しくはこちら】
フィアット・アバルト131ラリー #5
https://dc.kyosho.com/ja/ks08376a.html

フィアット・アバルト131ラリー #11
https://dc.kyosho.com/ja/ks08376c.html

【お問い合わせ先】
京商株式会社 お客様相談室
◆tel. 046-229-4115
※13:00~18:00(月曜~金曜日、祝祭日を除く)

すべて表示
  • AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)
  • AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)
  • 1991年生まれの秋田県出身。15歳のときに上京し勉学に勤しむも、高校生時代から東京都内をカメラ片手に自転車に乗って、神出鬼没、車屋巡りをする日々を送る。社会人になり、その時に出入りしていた趣味系自動車雑誌の元編集局長に呼ばれ、交通タイムス社に入社、現在に至る。イタリア車が趣味の中核ではあるものの、クルマに関連する本やミニカーを集めまくる根っからの収集癖おさまらず……。古書書籍、ミニカー、これらの山の中で生活を続けている編集者。
著者一覧 >

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS