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なぜクルマは「バネ下重量」が大切なのか? ランニング時の「靴」と思えば納得!

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、写真AC

ばね下さえ軽ければ運動性能が上がるというものでもない

 ハンドリング性能に関しても、10倍とまではいえないが、体感できる大きな効果があるのは間違いない。モータースポーツやハイパフォーマンスカーが、鍛造ホイールやジュラルミンホイール、カーボンブレーキ(耐熱性もある)、軽量タイヤ、アルミサスアームなどを投入してばね下の軽量化を図るのはそのためだ。ばね下の軽量化を図るため、カーボンブレーキやアルミ製のサスアームなどが使用される

 その効果については、よく鉄下駄とスポーツシューズに例えられる。同じ2kgの重さでも背中に背負って走るのと、昔流行ったパワーアンクルを足首に巻いて走るのとでは、走りやすさが決定的に違うというのはわかるだろう。ただし、人間だって軽ければワラジや裸足の方がいいわけではないように、クルマもばね下が軽ければ運動性能が上がるというものでもない。「ばね下」については靴に例えるとわかりやすい

 ばね下、とくにタイヤやホイールは剛性も重要な要素で、かつてサーキットでテストしたときは、軽さを最優先したホイールより、重量はそこまで軽くなくても、剛性の高いホイールを履いたときの方が、フィーリング、タイムともによかったというデータもある。剛性の高いホイールを履いたときの方がタイムがいい場合もある

 そういう意味で、剛性と軽さはどちらも重要。ホイールを履き替えるときは、できるだけ軽いものを選びたいところだが、同時に剛性も重視し、バランスのとれたものを選ぶようにしよう。

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  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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