今どきの必須装備「USBポート」を後付けする
スマホやタブレット、音楽プレーヤー、電子タバコ……と、車内で充電したいモノって結構多い。つまり今の時代USBポートは必須なワケで、その数もできれば2口以上を装備したいところだ。
けれどUSBでの充電がさほど必用なかった時代の旧型車は、電源供給の方法がシガーソケットひとつというものが多く、不満に感じているユーザーも多いハズ。そこでUSBポートを車両に後付けできるキットを3つ紹介しよう。いずれも後付け感なく、まるで純正のようにインストールできるものばかり。
トヨタ&ダイハツ車にピッタリ
ケースペックが発売する「USBスイッチホールチャージャー(5300円/税別)」は、未使用のスイッチホールカバーと交換することで、USBポートを2口増設できるアイテムだ。ヒューズボックスが付属するので、万一の際も電気系統の重大なトラブルを防いでくれる。
トヨタやダイハツなどの車種に備わる23×34mm寸法の純正スイッチホールにピッタリ収まるサイズで、気になるスペックは、スマホやタブレットなどさまざまな電子機器の充電を可能にする5V/4.2A仕様。
エンジンON時にクリアorブルーに周囲が点灯し、充電中はオレンジ、充電完了すると再びクリアorブルーに戻る。つまり、充電状態を目視で確認できるため、とても便利だ。クリアかブルーの点灯色は購入時に選ぶ仕組みだ。
純正並に違和感のない車種別設計品
次に紹介したいのは、槌屋ヤックの「電源ボックス(価格はオープン)」。これはライズやロッキー、80系ハリアーなど多数の車種合わせて専用で設計されているアイテムで、装着の際も難しい作業は不要で、イッキに充電環境をグレードアップできるものだ。
例えばライズ&ロッキーなら、フロントコンソールにある純正シガーソケットから電源を取り、本体を付属の両面テープで固定するだけで、USBポート2口(合計4.8A)とシガーソケット2口を備えたユニットへとシステムアップできる。
シガーソケット部はフタ付きだから使わない時はスマートに見せられるし、ホコリやゴミが入らないので安心。通電するとインジケーターがブルーに点灯するのもオシャレで、さらに通電時にホワイト点灯するイルミランプも搭載する。
取り付け方は簡単で、製品本体から出ているシガープラグを純正のシガーソケットに差し込み、さらにフロントコンソールの指定の位置に付属の両面テープで貼り付けるだけ。DIY初心者でも気軽にチャレンジできる。
「置くだけ充電」対応のトレー付きユニット
最後に紹介したいのは、USBポートの増設以外に便利機能を満載している、ヴァレンティジャパンの「ジュエルLEDセンターコンソール(7980円/税別)」。こちらも車種専用設計となるアイテムで、現在30系アルファード&ヴェルファイア、50系プリウス、C-HR、200系ハイエース&レジアスエース用などを発売中だ。
純正センターコンソールに差し込むタイプのトレイになっていて、シガーから電源を取るだけで、急速充電が可能なUSBポートを2口増設できる。2口のポートは、2.0Aと高速充電ができる「QC3.0」の2種類が搭載される。
スマホを置くだけで充電できるワイヤレス充電機能が搭載されていることも特徴だ。また、仕切りも備わっているから小銭などを置いておくのにも便利で、フタを開けるとLEDが点灯するため、夜間などでも使い勝手は上々だ。
本体にはシガープラグが装備されていて、これを車両のシガーソケットに挿すだけで電源が確保できる。さらにセンターコンソール内に製品のトレイを置くだけで装着はOKだ。
このように車種や用途に応じてUSBポートの増設方法は多様だ。給電能力(充電速度の早さ)も考慮しつつ、快適な充電環境を構築してみてはどうだろう。