スズキ・HE22Sアルトラパン
◆発売期間:2008年11月〜2015年6月
◆中古車市場の平均相場:15万〜110万円
初代のインパクトがかなり強かったラパン。今でも問い合わせが多い車種のようだが、さすがに年式を考えると程度が良好な個体は少ない。よって初代よりは2代目のHE22型が長く乗るならオススメ。販売期間が長かったこともあってタマ数も多く、当時新車で購入したユーザーの多くが女性だったという事情もあり、丁寧に扱われた個体を見つけるのもさほど時間がかからないとか。
ことチューニングに関しては専用パーツは多くなく、ベース車として指名される事はかなり希。ただしカスタマイズでは人気だ。車高を落とすと視覚的により低く見えるのもあり、極低にこだわる男性オーナーからも高い人気を誇るラパン。比較的パーツが多いというのもその理由だと思われる。ボディカラーはピンクなど女性に好まれる色合いをメインに、豊富なラインアップとなっている。「ただ明るすぎる色は、日焼けなど劣化しているケースが多いです」。
居心地の良さを追求してデザインされたインテリア。落ち着きのある色使いも含め、オシャレに敏感な女性を中心にに好まれた。シートの作りも良く、「クッション性があってしっかりとした座り心地です」。
エンジンはこの年代のスズキ車に多く採用されたK6A。NAとターボの2種類が用意された(写真はNA)。ミッションは4ATとCVTの2種類。燃費性能も高く、ターボでも23.0km/Lを実現。ただこの時代のスズキ車全般に言えるそうだが、ファンベルトが緩みやすいとか。「テンショナーやプーリーが弱い。エンジンをかけてベルトが鳴ったら要点検です」。
SPECIFICATIOS(G)
全長:3395mm 全幅:1475mm 全高:1510mm 室内長:1870mm 室内幅:1235mm 室内高:1215mm 車両重量:790kg エンジン形式:K6A 最大出力:54ps/6500rpm 最大トルク:6.4kg・m/3500rpm 燃費:22.5km/L
ダイハツ・LA300Sミライース
◆発売期間:2011年9月〜2017年5月
◆中古車市場の平均相場:10万〜80万円
燃費の良さに優れ「第3のエコカー」として話題を集めたミライース。2WDで32.0km/L、4WDでも30.0km/Lと当時の軽自動車としてはガソリン車トップであった。そんな初代ミライースだが、中古車市場を見ると比較的お手頃価格で買うことができる。というのも、新車時の車両販売価格が79万5000円からだったため。また当時は燃費の良さで大ヒットしたクルマだけに、タマ数も多いという。社外のエアロは多くないが、車高調など足まわりパーツは充実しているため、車高をベタベタにしたいオーナーにも最適な1台。
ハッチバックの良さを最大限に生かした、空気抵抗が少ない流れるフォルムが魅力。テールランプは純正でLEDを採用。カラーはシルバーとホワイトが人気だとか。
中級グレードからはインパネ色がブラック×ベージュのツートンとなる。オプションでスマートキーやプッシュスタートスイッチなどをセットにしたパックも用意。小柄ボディながら、大人4人がしっかり座れる。
燃費効率向上を狙った新型KFエンジンを搭載。ミッションは全グレードCVTで、動力伝達効率を向上させてエンジンの負荷を低減。また軽自動車で初めてアイドリングストップ機能を採用した。「ただしダイハツ車特有であるエンジンの振動は、しっかりと確認しましょう」。
SPECIFICATIOS(X)
全長:3395mm 全幅:1475mm 全高:1500mm 室内長:1920mm 室内幅:1350mm 室内高:1240mm 車両重量:730kg エンジン形式:KF 最大出力:52ps/6800rpm 最大トルク:6.1kg・m/5200rpm 燃費:32.0km/L