1)新品タイヤの慣らしをきちんとやる
タイヤの慣らしは、ゴムやカーカスコードを安定させるのが目的だが、タイヤを組み付ける際に使った、ビートクリーム(ワックス)を乾かすのも大事。ビートクリームが残っているうちに大きなトルクのかかる加減速を繰り返すと、リムずれが起きやすくなる。夏タイヤなら80km/h以下のスピードで、100km以上の慣らし運転を行おう。
2)リムずれ防止剤を使う
一部タイヤ専門店では、ビートクリームの代わりにリムずれ防止剤を使っている先進的なところもある。こうしたお店で交換作業をしてもらうのもひとつの手。
3)ローレット加工のあるホイールを使う
高性能のモータースポーツ用ホイールには、タイヤのビートが接するホイールのリム部に滑り止め加工=ローレット加工が施されている製品がある。本格的にサーキット走行を楽しむのなら、こういうホイールを選ぶのもあり。
もっともサーキット走行をしなくても、1万kmぐらい走ったら、ホイールバランスを再調整するのがひとつの理想だ。