サポカー補助金はサードパーティ製も受けられる
一方「サポカー補助金」には、自動車メーカー純正用品だけではなくサードパーティ製の「後付けのペダル踏み間違い急発進抑制システム」も認定されているが、それらの仕組みは大きく異なる。
多くはソナーを装着せず、車速とアクセルペダルの開度から、ペダル踏み間違いによる誤発進を判定。検知すると自動的にアイドリング状態にしたり、ニュートラルあるいはエンジン停止状態にすることで、アクセルペダルを強く速く踏み込んでも急激に加速しないよう抑え込む仕組みになっている。
中にはアクセルペダル自体を交換し、アクセルペダルを強く速く踏み込んだ際にリンクを解除することで急加速を抑える、機械式のシステムも存在する。
ちなみに価格は取付工賃別で純正品が3万円強~7万円強。サードパーティ製は3万円前後(機械式のタイプは非公表)となっている。
いずれにせよ、これら後付けのシステムに関しては、「サポカー補助金」の補助事業執行団体である次世代自動車振興センターが認定した「後付け装置を取付ける店舗等」で取付作業を依頼しなければ、補助金交付の対象とはならないので注意してほしい。
クルマの運転に限らず、身体の衰えを自覚せず、あるいは認めずに、過去の技量が今もあるものと過信して、反応が遅れたり誤った操作をしてしまったりすることは、高齢になれば誰にでも起こりうること。高齢ドライバーが身内におり、周囲の交通インフラ事情から免許返納も難しい場合は、ぜひ積極的に「サポカー補助金」と「後付けのペダル踏み間違い急発進抑制システム」を活用してほしい。
【詳しくはこちら】
次世代自動車振興センターのHP
http://www.cev-pc.or.jp/support-car/atoduke-souchi.html