「ぶつかりにくい」に目が行きがちだが「万が一ぶつけられたら」も考慮する
ここ最近「ぶつからないクルマ」、つまり自動ブレーキやクロストラフィックサポート、前後誤発進抑制機能、ブラインドスポットモニターなど、ぶつからないための先進運転支援機能が注目されているけれど、自身がぶつけなくても、世の中すべてがそういった機能が付いているわけじゃなく、ぶつけられる心配は捨てきれない。
そこで、両親に乗ってほしいクルマのポイントとして挙げられるのが、ぶつけられても安心、かつ運転がしやすく、万一の際のサポート機能まで付いているクルマということになる。
つまり、ぶつけられても安心という観点では、先進運転支援機能の装備はもちろんとして、運転席&助手席エアバッグに加え、サイド&カーテンエアバッグまで標準装備されているクルマということになるだろう。
【ホンダ・フィット】世界中でもっとも視界のいいクルマ
運転のしやすさを含め、その筆頭としてお薦めできるのが、5ナンバーサイズのコンパクトカーにして、安全・安心装備が充実しているホンダ・フィット。 とにかく前方・斜め前方の視界は抜群で、ロマンスカー(小田急電鉄が運営する新宿〜箱根湯本間を走る特急電車)の最前列席に座っているようなパノラミックな視界が自慢。世界中でもっとも視界のいいクルマの1台でもある。
そして全タイプに運転席用&助手席用i-SRSエアバッグシステム、前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(前席/後席対応)が備わり、信号待ち、スーパーマーケットなどの料金所ゲートなどで一時停止したときには、電子パーキングブレーキによってオートブレーキホールド機能があり、ブレーキを踏み続けなくてもしっかりとブレーキがかかるから、つい、ブレーキを踏む力がゆるんで、スルスル前に出る心配もなし。 さらには万一の際のSOSコール、トラブルサポートボタンまで用意されているから完璧だ。
【スズキ・ソリオ】全方位“安心・安全”を目指した新型
過去に両親がミニバンに乗っていた場合は、コンパクトカーでも“プチバン”と呼ばれる両側スライドドアを備えた背の高いクルマがお薦めだ。
中でも新型のスズキ・ソリオは、前席の着座位置が適度に高めで(乗降性は文句なし)見晴らし視界が得られ、ダブルAピラーで斜め前方の視界にも優れ、小回り性も抜群な上に運転席・助手席SRSエアバッグに加え、フロントシートSRSサイドエアバッグとSRSカーテンエアバッグを全車標準装備。6つのエアバッグで衝撃に備えられる、万が一ぶつけられても安心な1台。
12種類もの先進運転支援機能のスズキ・セーフティサポートのほか、3Dビューモニター、ヒルホールドコントロール、オートライトまで用意されているのだから、まさに全方位、安心・安全というわけだ。ジジババ仲間を後席に迎えるにも、スライドドアだから乗降性抜群。感謝されること必至。