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見た目は「なんちゃって」なのに走ると「本物」! アウトドアもガンガンにいける「能ある鷹は爪を隠す」系SUV5選

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 三菱自動車、FCA、Auto Messe Web編集部

アウトドアにオススメの5台をピックアップ

 アウトドア派でも、普段の日常使いを考えると、「いかにもな」な本格クロスカントリーモデルに抵抗がある人もいるはずだ。街中でも扱いやすいコンパクトサイズかつスタイリッシュで、しかし、いざというときには信頼感ある走破性を発揮してくれるような、能ある鷹は走破性を隠す!? クルマが理想ではないだろうか。まさか、そんな都合のいいクルマなど、そうはないでしょ、と思うのは間違い。あります。何台も。

1)スバルXV

 国産車の筆頭が、スバルXVである。個人的には今、新型レヴォーグとともに大好きな1台でもあり、ハッチバックモデルのインプレッサスポーツをベースに全長4485×全幅1800×全高1550mmという、立体駐車場への入庫も容易なコンパクトかつ低めのボディサイズが与えられた真正クロスオーバーモデルである。2018年10月に発売されたスバルXV e-BOXER

 しかも、最低地上高を本格SUV同等の200mmとし、スバル自慢のシンメトリカルAWD、さらにはフォレスターなどにも採用される、悪路からのスムーズな脱出を実現する2モードのXモード(ヒルディセントコントロール付き)を備えるなど、見た目の泥臭さ皆無のスタイリッシュさからは想像もできない走破性の持ち主なのである。センターコンソールに配置されたX-MODEボタン

 以前、冬の軽井沢で、片側雲泥路、片側積雪路という左右異なる路面のモーグルを、驚くほどの容易さで走破した経験があるのだが、あとでタイヤを見て、もう一度、びっくり。なんと標準のサマータイヤだったのである。AWD、Xモードの威力を実感できた経験だった。スバルXVのメディア向け試乗会で行われたモーグル走行

 もちろん、水平対向エンジンの2リッターモデル、そのマイルドハイブリッド版と言えるアドバンスを選べば、ドライ路面での走りの質感も極めて高い。濃厚で質の高いエンジンフィール、アドバンスならスバルの実用エンジン最上の高級感溢れる走りのテイストさえ味わえるのである。スバルXVのハイブリッドシステム「e-BOXER」エンジン

 スバルXVの魅力はそれだけではない。アウトドアのつきものの大きめの荷物を楽々積み込めるラゲッジルームも備えている。とくに開口部の広さに注目で、幅の広い荷物を横方向のまま出し入れする際も、無理なく積み込めるほど。スバルXVのラゲッジスペース

 ラゲッジフロアは奥行810mm、幅1090mm、高さ710mmと、コンパクトステーションワゴンに匹敵する広さで、カップルでのアウトドアライフなら、後席を格納することで奥行は1690mmまで拡大できるから、積載力に関しても余裕たっぷりと言っていい。

 ちなみに、ラゲッジフロアは開口部から70mmほど低くなっているのだが、フロアボードの手前を持ち上げ、固定することで、段差がほぼなくなるアイデアも持っているため、重い荷物の出し入れも容易になる。XVのフロアボードの手前を持ち上げえて固定をするとフラットになる

 もちろん、最新の先進運転支援機能のアイサイトも用意し、アウトドアフィールドへ向かうロングドライブも安心安全。日常と季節、路面を問わないアウトドアシーンのどちらでも極めて満足度の高い1台と断言できる。

2)トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキー

 続いて紹介するのは、5ナンバーサイズのクロスオーバーモデルとしてデビューし、瞬く間に大ヒット作となったトヨタ・ライズ、ダイハツ・ロッキー兄弟である。小型SUVのトヨタ・ライズとダイハツ・ロッキー

 DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を使う基本骨格に最大出力98馬力、最大トルク140Nmを発揮する3気筒1リッターターボエンジンにD-CVTを採用。最低地上高は185mmと、けっこう本格的な悪路走破性など両車共通で、なによりコンパクトなボディと視界、見切りの良さによって、普段使いでの扱いやすさはもう抜群。アウトドアシーンで狭い獣道を行くような場面では、1695mmのナローな車幅は絶対的な強みになるのである。ダイハツ/ロッキーに採用されているDNGAの骨格

 コンパクトなボディサイズだから、荷物の積載性を心配しそうだが、さにあらず。荷室は幅1000mm、後席使用時の奥行755mm、後席格納時の奥行1330mm、天井高865mm(最小740mm)と、5ナンバーサイズのクルマとは到底思えない369Lの容量で、なおかつ床下の買い物かご2個分の大容量アンダーラゲージを含めると、なんと449L(2WD)もの広大な荷室空間となる。ダイハツ・ロッキーのラゲッジスペース

 2段可変式のデッキボードの使いやすさもさることながら、デッキボードを外せば、観葉植物のような背の高い荷物にも対応してくれるのだから、アウトドアユースを含め万能だ。ラゲッジフロアが地上665mmという低さも、重い荷物の出し入れを容易にしてくれる点も見逃せないポイントだろう(本格SUVは700mm以上が多い)。ラゲッジスペースは2段可変式のデッキボードとなっている

 ちなみに、車内WI-FIなど、つながる機能に関しては、ダイハツ版のロッキーに軍配が上がる。

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