泊まる場所があってもモノがないと悲惨な思いをすることも
以前は「へぇ~、キャンピングカーのレンタルなんてあるの?」なんて言われていたレンタルキャンピングカーですが、最近はサービスも車種も豊富になり、連休となれば借り手殺到! と、なかなかの人気のようです。が、その一方で、普通車のレンタカーにはない、レンタルキャンピングカーならではの考慮すべき点もあるようです。
例えば、クルマだけレンタルすれば余り問題がなかった普通車と違って、自分で用意すべき物、用意しておくと便利なものがあります。今回はその中から「キャンピングカーをレンタルするときに持って行きたいアイテム5選」をご紹介致します。
1)パジャマや寝袋などの寝具
普通車をレンタルし、宿泊・・・・・・とは違い、レンタルキャンピングカーには、お布団・枕・パジャマなどはありません。これらは自分で用意するか、レンタル屋さんで借りるしかないです。これらを忘れると、せっかくのキャンピングカーのベッドの上で膝を抱えて寝る事になります。
ある人は、旅先のDIYショップでエアーマットを買って、それに包まって寝たなんて話もあります。またある人は、パジャマを忘れたので、オシャレな普段着のままで寝たら翌朝は見るも無残にクシャクシャになったとか。更にある人は、枕が無かったので、コンビニ袋に衣類を詰めて寝たとかの失敗談も。
寒い季節にFFヒーターがないレンタルキャンピングカーを借りた場合、寝袋が無いと風邪や最悪、凍死の恐れもありますので、失敗談とか笑いごとでは済まされません。
2)ないと困るアメニティグッズ
こちらもまた、普通の宿にはあって当然のものですが、レンタルキャンピングカーにはアニメティグッズがありません(一部のレンタカー屋さんでは提供されている事がありますが)。
これらも必然的に自分で用意しないといけません。お口のエチケットや歯周病予防の歯磨きセットや、二日目以降にお父さんが熊男にならない為の髭剃りから、ウエットティッシュまで、普段なら有って当然の物も、用意が必要です。
忘れてはいけないもののに、お風呂セットがあります。流石に着替えは忘れないと思いますが、タオルや手ぬぐい、シャンプーや石鹸がない日帰り温泉もありますので、これまた用意が必要です。ある人は、うっかり忘れたので、紙コップにトイレの緑色の洗剤を入れて、これで頭髪から身体まで洗ったそうです。こうなると悲劇というよりも喜劇です。
3)食器類など食に関するグッズ
これもキャンピングカーと一緒にレンタルしてくれる所もありますが、基本は用意しないといけません。アウトドア好きの方なら、アウトドアセットをそのまま持ち込めば事足りますし、コンビニでも紙皿・紙コップなども売っているので、たとえ忘れてもなんとかなります。
が、いつものマイグラスでないとウイスキーが美味しくないというワガママなお父さんやスパークリングを紙コップで呑むなんてオシャレじゃないというお母さんは、事前に用意が必要です。食事も、せっかくの手間をかけて作ったビーフシチューも紙皿で食べると美味しくありませんよね。それから、テーブルやイスも忘れると悲劇です。
素敵なキャンピングカーの前で、家族で〇んこ座りで食べている図など、想像してもゾッとします。これも普段からアウトドアライフを楽しんでいる方なら、忘れる事もないと思いますが、キャンピングカーなら、グランピング同様に手ぶらで楽しめると思い込んでいたら、酷い目にあいます。
4)周りに迷惑をかけない娯楽
レンタルキャンピングカーの装備にもよりますが、テレビやパソコン、ゲームやオーディオセットがある生活が当たり前の人は、それらがないと、まるでアウトドアお通夜状態になってしまいます。アウトドアの夜は良くも悪くも長く、家族や親しい人との楽しい時間をたっぷりと楽しめますが、その一方で、な~んもやる事が無くて、食べて呑んで寝るだけ(それが一番の贅沢だったりもしますが)がイヤって方は、なんらかの娯楽を考えた方が良いかもしれません。
スマホがあれば、Bluetoothスピーカーを使うことで車内外で音楽を楽しむ事もできますし、お子ちゃまを大人しくさせたい時はゲームをあてがっておくなんて事も。また、キャンピングカーの横っ腹にスクリーンをセットして、野外映画会なんて普段は楽しめないアウトドアならではの娯楽を皆で楽しめたりもできる。自然の中で雀卓を囲む「野ジャン」も、大騒ぎして周りに迷惑をかけなれば、夜長を快適に過ごせますね。
5)充電器などのITグッズ
前述の娯楽とも多少、重複しますが、これも忘れると発狂しかねない人もいます。まず、スマホやタブレットの充電器。いつもは家に帰って充電というパターンですが、レンタルキャンピングカーだと、そうはいかない場合があります。
まず、インバーターが装備されていないとAC100V電源が使えません。クルマの12V電源は、シガーライターソケット用のアダプターがないと充電できません。減りゆく電池がそのまま寿命が減る思いのスマホ命の方には死活問題です。
また、同様にネット中毒とまではいかなくても、常にメールチェックやSNSチェック、YouTube動画が必要な方は、どこでもWiFiが使える端末とかも必要になります。まあ、キャンピングカーで出かけた時位、いつものITワールドから離れて自分を見つめ直す時間にしても良いと思いますが・・・・・・。
以上、レンタルキャンピングカーならではの「持って行きたいアイテム5選」でした。勿論、ライフスタイルは人様々なので、これ以外にもあると思いますが、一般的な物をご紹介しました。色々と用意しないと駄目だなあ・・・と面倒がらずに、逆に、アイデア次第では、用意するもので、色々と普段では体験できないような楽しみ方ができると、ポジティブに考えてみたら如何でしょうか?