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ワークスの名は伊達じゃない! 思わず「振り回したくなる」チューンドミニバン3選

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TEXT: 工藤貴宏  PHOTO: Auto Messe Web編集部

運転好きにオススメをしたい走り系ミニバン

 家庭の事情などで3列シートのミニバンが必要だけど、欲しいのはやはり運転していて楽しいクルマ。相反するような条件だが、世の中にはそんな運転好きのためのミニバンもしっかり用意されている。今回はそんなモデルに注目してみよう。

1)ノアGR SPORT/ヴォクシーGR SPORT

 メーカー直系としてまず浮かぶのは、スポーツブランドである「GR(Gazoo Racing)」の名を持つトヨタのミニバン、「ノアGR SPORT」と「ヴォクシーGR SPORT」だ。袖ケ浦で試乗会が行われたノアGR SPORT/ヴォクシーGR SPORT

 人気のミニバンをベースに、ボディ強化を施したうえで専用サスペンションを組み込んで走行性能をアップグレード。見える部分は専用のエアロパーツやタイヤ&ホイールを備えるのに加え、ステアリングホイールやシートなども専用タイプとしているなどモディファイは広範囲に及ぶ。袖ケ浦フォレストレースウェイを走るヴォクシーGR SPORT

 テーマは「ミニバンの概念を変える走行性能」。路面の凹凸をしっかりと吸収する乗り心地の良さを実現しつつ、イメージ通り走れる気持ちよさと安心感を目標として開発された走りが自慢だ。価格は330万6600円からとなっている。袖ケ浦フォレストレースウェイを走行するノアGR SPORT

2)ステップワゴンModulo X

 ノアやヴォクシーのライバルとなるホンダ「ステップワゴン」に用意されている走り自慢の仕様が「ステップワゴン Modulo X(モデューロ・エックス)」だ。こちらはホンダの純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセス車が開発した、ディーラーで購入可能なカスタマイズカー。同社は「Modulo」というブランドで走行性能を高めるパーツも展開していることでも知られている。2018年にマイナーチェンジが行われたステップワゴンModulo X

 メニューは専用のエアロパーツやグリルを組み合わせたエクステリアにはじまり、サスペンション、そしてインテリアに専用表皮のシートや加飾をコーディネート。価格は359万9200円からで、ガソリン車だけでなくハイブリッドモデルも選択可能だ。専用のエアロパーツやグリルを組み合わせたエクステリア

 注目は空力の追求。同社が「実効空力」と呼ぶエアロダイナミクスは、単に空気抵抗を減らしたりリフトを抑えるのに留まらず、直進安定性を高めるのに加えて旋回中は素直に曲がるように徹底的にこだわって空気の流れを作り出している。空力とサスペンションを一体で考えて開発した走りのバランスが自慢だ。空力にこだわったステップワゴンModulo X

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