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NEWハスラーとジムニーシエラがレトロモダン化け。アウトドアフィールドで最高に映えるDAMDの最新ボディキット

投稿日:

TEXT: 佐藤知範  PHOTO: 内田俊輔

話題の新型ハスラー用ボディキットが遂に完成

 クロスオーバーSUVらしいタフなフォルムに愛らしい丸目、お洒落でポップなカラーリングなど。好評だった初代の基本パッケージを踏襲しているスズキの新型ハスラー。角張り感が強調され、若干男っぽさが増したような印象もあるが、その魅力的なスタイリングは健在。社外タイヤとホイールに交換しただけで十分サマになる。

 ただそのせいか、早くも発売から1年近くが経とうとしているが、外装系のアフターパーツはまだまだ少ないのが現状。ほかとはもっと違いを出したい、もう一歩先のカスタマイズに踏み込んでいきたいユーザーにとっては、ちょっともどかしい状況が続いていたともいえる。

 そんな折、ダムドの新型ハスラー用ボディキットが完成したというニュースが飛び込んできた。6月にCGが公開され、開発が伝えられていた「HUSTLER CARABINA(ハスラー・カラビナ)」「HUSTLER CLASSICO(ハスラー・クラシコ)」が正式発売となったのだ。楽しみに待っていた人も多いだろう。今回はその詳細をじっくりと紹介していきたい。

【画像】「記事を読む前にひとまず写真を見たい!」という方はこちら!

 またダムドといえばJB64ジムニーのボディキットも人気。2019年に「リトルG」「リトルD」を、2020年には「リトルB」「ザ・ルーツ」を発表し、遊び心たっぷりのデザインで注目も集めた。その後者2つのボディキットが、新たにJB74ジムニーシエラにも対応になったので、そちらの情報も併せてお伝えする。

愛嬌は影を潜め、無骨さが目を覚ます

 まずは8本の縦型スリットグリルが特徴的な「HUSTLER CARABINA」。この顔を見てすぐに新型ハスラーと見破れる人は少ないのではないだろうか。それくらいの変貌っぷり。クールカーキパールメタリックのボディカラーとも相まって、どこか無骨なミリタリーテイストを醸し出している。

 ボディキットの内容は、上から「ボンネットフード」「フロントグリル」「フロントバンパー」の3点のみ。ルーフラックやオフロード系のタイヤ&ホイールも装着されているが、これはキットには含まれないオプションとなる。 カラビナというネーミングについては、「ギア感を出したかった。カラビナのように手軽だけど便利な道具というニュアンスを込めました」とダムドの面髙代表。

 ヒントになったのは1940年代のジープ。このフロントマスクを見てピンと来た人もいるだろう。ハスラーにはもともとヘッドライトを囲うメッキのガーニッシュが装着されているが、それは取り払ってグリルを装着する仕組み。視覚的に純正よりもヘッドライトが小さく見え、グリルとの一体感がアップ。つまみ出したような立体ラインで縁取っているのもポイントだ。

 その下にはクラシカルな真一文字のフロントバンパーをセット。上端のラインは気持ちいいくらい直線的で、デモカーはシルバー塗装でメタル調の質感に仕立ててある。フォグランプは純正を流用。ボトムにはスキッドプレート的な造形になっており、ここは今どきのSUVテイスト。新旧を融合させたデザインになっている。

細部まで作り込まれた純正同等のクオリティ

 さり気ない部分だが、フロントフェンダーからフロントバンパーへと自然につなげる三角のパーツにも注目したい。実はココだけインジェクション成形の別体パーツ。「純正フェンダーのシボっぽい質感を出すために別体で作りました。グリルやバンパーは真空成形のABS樹脂なのですが、その一部だけ質感を変えるのは難しいんです」と面髙さん。

 塗り分けで質感を再現する手もあるが、それだと微妙に後付け感が出る。「純正クオリティ」にこだわるダムドとしては、手間がかかっても譲れないところだったという。

 それともう1つ、忘れてはならないのがボンネットフードカバー。純正ボンネットの上から被せるパーツで、センターにボリュームを持たせ、フロントマスクに縦方向の厚みを加えている。

 「ハスラー純正の顔はカエルみたいにピョコっと目が飛び出している。それはそれで可愛いんですけど、その目の間を埋めて箱型のフォルムを強調。よりクラシカルに見せています」。

 もちろんボンネットの開閉も問題なし。エアインテークは純正に準じた作りになっているので、オーバーヒートの心配もない。このあたりの実用性まできちんと考えて設計されている。

可愛らしさを表現した「クラシコ」の魅力

 もう1台、オフブルーメタリックの「HUSTLER CLASSICO」は、レトロ志向なのはカラビナと重なるが、ベクトルは異なる。それを特徴付けるのがフロントグリル。6本の横桟に2本の縦桟を組み合わせ、鉄格子のように仕立てたシンプルな装い。こちらはスズキ初の四輪自動車であるスズライトがモチーフになっている。

「新型ハスラーはけっこう雰囲気がクールなんです。それで初代を愛用されていた女性のお客さんが、乗り換えをためらっているという話を聞いたことがあって。クラシコではスズキの軽自動車のご先祖様をオマージュしつつ、初代ハスラーの可愛らしさを表現しました」。

 カラビナのようにヘッドライトごとグリルで囲い込むのではなく、目と目の間を繋ぐようにデザイン。実際はヘッドライト下の3連ダクトが入ったパネルも一体式だが、塗り分けによって桟部分とは別体風に見せている。なお、グリル上部のクラシックエンブレムはスズキ純正品。

 フロントバンパーはやはり一文字。カラビナのそれに近い、というか実はまったく同じバンパーである。フェンダーとのつなぎ目の別体パーツまで含めて共通だ。ただしデモカーは純正フォグランプを付けない黒のカバー仕様。カラビナもクラシコもフォグのあり・なしは自由に選べる。

木の温かみが味わえるルーフラックにも注目

 ボンネットフードカバーもカラビナと共通品。ボディキットとしての違いはグリルのみ。それでこれだけ違う雰囲気にできるのだから凄い。もちろんベースのボディカラーやタイヤ&ホイールのチョイスなども影響している。

 ルーフラックの存在も大きいだろう。クラシコが装着しているのはダムドの新ブランド「トリップバスケット」のアイテム。フロントと両サイドの計3ヶ所にウッドパネルがあしらわれており、独特の温かみと懐かしさを感じさせてくれる。

「この木材はサーモウッドといって、反ったりしないように高熱乾燥処理が施されています。使い込んでいくといい味が出てくるので、経年変化も楽しんでもらいたいですね」。

 各プレートは15ミリ厚でブランドロゴの焼印入り。フロント側はちょうどフェアリングの役目も果たすが、その風切り音も金属や樹脂パーツと違い、耳に心地よいのだという。サイズは縦1350×横1000×高さ160ミリ。ラック単体でも買えるし、フット&バーとセットで販売もしている。

新車+ボディキットのコンプリートカーがお得

 また試作段階ながらデモカーはシートカバーも装着。「HUSTLER CARABINA」は千鳥格子柄のファブリック×ブラックレザーのコンビ。「HUSTLER CLASSICO」はアイボリーレザーに縦パターンのステッチ×側面にタータンチェックという計2タイプ。どちらもレトロかつお洒落だが、甘くはなりすぎない絶妙なところを突いている。ぜひとも早く製品化してもらいたい。

 どちらのハスラーも各パーツ単体で買えるほか、ボディキット+タイヤ&ホイールセットでも購入可能。またベース車両(新車)ごと買えるコンプリートプランもおすすめだ。

「ボディキットをすべて塗装、装着して納車されるのがコンプリートカーです。最初から全部付いているので手間いらず。パーツや工賃も車両販売価格に一本化されますので、ローンを組んでいただく際も分かりやすく、しかも新車販売ならではの低金利が適用されます」。

 コンプリートカーの販売は全国のスズキディーラーやカーショップにて。ダムドのWEBサイトに「お問い合わせ可能店舗」のリストが掲載されているので、具体的にはそちらを参照してもらいたい。

 なお今回紹介するダムドのボディキットは基本的に真空成形のABS樹脂製。アフターパーツといえばFRPバンパーのイメージが強く、昔からダムドもファイバーワークを得意としているが、なぜABS樹脂なのだろうか。

「FRP製品は取り付けに専門的な技術が必要。施工店によってどうしても仕上がりに差が出てしまいます。また生産にも時間がかかり、せっかくご注文いただいても、納品までお待たせすることにもなりかねない。品質をムラなく高い水準でキープし、なおかつ安定して供給できるようにABS樹脂を採用しました」。

ジムニーシエラが1960年代のアメリカンSUV風に

 JB74ジムニーシエラのオーナーにも朗報。2020年のはじめに発表されたJB64ジムニー向けの「リトルB」「ザ・ルーツ」のボディキットに、シエラバージョンが追加になったのだ。そのデモカーをいち早く撮影したので、こちらもご覧頂こう。

 まずは「JIMNY little B.(ジムニー・リトルB)」。1960年代のアメリカンSUVがモチーフとなっており、マッスルで立体的なボンネットフードカバーに、クラシカルなAPIO製のアイアングリルをマッチング。中央にはオレンジ色に染められたアメリカンレターエンブレムを配置する。ロゴは「DAMD」だけでなく「APIO」バージョンも用意。

 フロントバンパーは横一文字。上下に立体的なリブを設けたメリハリのある造形だ。デモカーはココをマットシルバーに塗装しており、ギラッとした鉄製バンパー風に演出。フォグランプは純正を流用し、ボトムはスキッドプレート風のカタチで腹下を自然に隠す。

 リアバンパーもフロントと雰囲気を合わせたショート丈+上下リブ仕様。その中に懐かしいドーム型のウインカーとストップランプがマウントされる。これもダムドがイチから作ったオリジナル。

「安易に汎用品を組み合わせるのではなく、こういうディティールのクオリティにもこだわりたかった。もちろん保安基準適合品なので、安心してお使いいただけます」。

 JB64ジムニー用との違いとしては、リアフェンダーからリアバンパーへと自然につなげるエクステンションが追加されたこと。そしてリアのナンバープレートを外さず交換できる仕組みにしたことが挙げられる。

「ナンバー灯やバックカメラも純正のブラケットごと移設できる構造にしました。位置関係も純正と変わりませんので、リアバンパー装着後の調整も必要ありません」。

往年のファンも納得の初代ジムニー風グリル

 一方で「JIMNY the ROOTS(ジムニー・ザ・ルーツ」は初代ジムニーであるLJ10をオマージュしたボディキットになる。パーツ構成はフロントグリル、フロントバンパー、リアバンパーと3点のみで、前後バンパーに関してはリトルBと共通。

「リトルBもザ・ルーツも、老舗四駆メーカーのAPIOさんにご協力いただき、共同で開発いたしました。特にザ・ルーツのフロントグリルには、本物のLJ10を知るAPIOさんのノウハウが生きています」。

 横長に並べたスリットのカタチや配置バランス、中央にピークを設けてやや尖らせた設計など、往年のファンもうなる会心の出来栄え。純正グリルと比べると、下側がアウトラインから飛び出したオーバーラップ形状になっているのもポイントだ。

 デモカーに合わせたホイールはAPIOのワイルドボアSRの15インチ。カラーは先日リリースされたばかりのアイアングレー。ホワイトレター仕様のブリヂストン・デューラーM/T674と共に、このザ・ルーツによく似合っている。

「ジムニーシエラの方もお得なコンプリートカーをご用意しています。購入後のアフターサービスも万全ですので、ぜひご検討ください」。

【詳しくはこちら】
https://www.damd.co.jp
◆tel.0120-53-9991
メールで問い合わせたい方はコチラをクリック

【画像】「改めて写真だけイッキに見たい!」という方はコチラをクリック!

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