二色とも集めたくなるモデル!
マニア心をくすぐるニッチな車種から王道の名車まであらゆるクルマのモデル化を手掛ける模型メーカーの京商。同社のオリジナルブランドから1/43スケール「トヨタ・センチュリーGRMN」が本日発売。従来京商は1/18スケールでのリリースをしてきたが、今回はスケールダウンを行い販売へ至った。
あれは2018年9月20日、一般社団法人日本自動車工業会(以下自工会)が、日本自動車会館で行った定例記者会見でのことだった。会見後に自工会会長を務める豊田章男さん(トヨタ自動車代表取締役社長)が突然登場したセンチュリーに乗り込んだ。著者もその場にいたが、報道陣も騒然となったことを今でも思い出すそのクルマこそが「センチュリーGRMN」だった。
小さいながらも十分過ぎる作り込み
京商では実車同様にカラーは黒と白の2色を展開。前述の豊田章男さんが乗り込んで移動したのも白で、2019年の箱根駅伝の先導車としても活躍をしていた。もう1台の黒は2019年のオートサロンでサプライズ発表。その後、大阪オートメッセにも展示さた。
どちらもワンオフで製作がなされているため、各色で世界に1台しか存在しないもの。今のところ展示予定はないが、運が良ければ実際に走っている姿を目撃できるかもしれない。
というのも現在は黒が東京本社で、白は豊田本社で役員車として使用されている状況なのだ。
エクステリアは標準車とは違い専用のエアロパーツが奢られている。1/43モデルで特に注目したい点は、スケールダウンをしながらも本物を忠実に再現しているところだ。例えばフロントのハニカムグリルの作り込みや、センチュリーを示す鳳凰やGRMNのエンブレムなどがしっかりと見て分かるだろう。
リアに目を移すと、実車のカーボン製リアスポイラーは、モデルでは小さいながらもカーボン柄でリアルな質感を演出。さらにBBS製のアルミスポークホイールの細さにもコダワリを感じるほどだ。
ダイキャスト製なので手に取ったときの重厚感が満足度を高めてくれることも嬉しいポイントだ。開閉機構のない完全ディスプレイモデルで、価格はカラーに問わず、6800円(税抜き)となっている。購入方法は全国のミニカー販売店およびインターネットで入手することが可能だ。
【詳しくはこちら】
センチュリーGRMN(ブラック)
https://dc.kyosho.com/ja/ks03694gbk.html
センチュリーGRMN(ホワイト)
https://dc.kyosho.com/ja/ks03694gw.html
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