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極上の「第一世代」を発見! 350台のGT-Rが集まる巨大イベントに参加した「ハコスカ」&「ケンメリ」を直撃

「R’s Meeting 2020」で見つけた注目車両
【ハコスカGT-R/ケンメリGT-R編】

 一冊まるごとスカイラインGT-Rだけを紹介している雑誌「GT-Rマガジン」が主催する年に一度の恒例イベント「R’s Meeting」が今年も富士スピードウェイにて行なわれた。コロナ禍ということで今回はメーカー出展エリアを縮小したり、本コースを使用する催し物は見送られたが、それでも当日は全352台(!)のGT-Rオーナーがエントリー。ハコスカとケンメリの第一世代からR32〜34の第二世代、そして最新のR35と、会場には個性いっぱいのGT-Rであふれた。

 現在発売中の本誌特別号「GT-R OWNERS FILE X(定価2000円+税)」では参加車両全台を掲載しているが、ここでは当サイトが注目した車両をピックアップ。“至極のGT-R”その一部をご覧いただこう。

エンジンOH済みで絶好調の「KPGC10」

 今から20年ほど前にたまたま“出物”が見つかり購入したというハコスカGT-R。2オーナー車両(現在で3オーナー目)ということで状態が良く、フジツボのステンレスマフラー以外はほぼオリジナルに近い仕様となっている。GT-Rに乗る前はSR311フェアレディZを所有していたというYサン。このクルマは普段から街乗りやドライブに使い、最低でも2週間に一度は動かすようにして好調をキープしているそうだ。

 搭載するS20エンジンは2018年12月にオーバーホール済みのため、現状では特にチューニングや大がかりなメニューの予定はなし。「いつかこのハコスカで富士スピードウェイのレーシングコースを走ってみたいですね」とのこと。今後もなるべくオリジナルの状態を維持しながら大切に、GT-Rライフを満喫してほしい。

□型式:KPGC10(1971年式)
□走行距離:—km

●ホイール:RSワタナベ(F=15×6.5J R=16×9.0J)
●タイヤ:ブリヂストン・ポテンザ
●マフラー:フジツボ
●内装:バケットシート

超貴重な「ケンメリGT-R」で普段乗りもこなす

 以前にもケンメリのスカイラインを所有したことがあるとうTサンは、約10年前にこちらの車両を購入。ケンメリGT-Rをレアなクルマだからといって特別扱いせず、普通のクルマと同様に日常生活で使用しているそうだ。「やはりクルマは走ってナンボですから」。

 現存するケンメリGT-Rはほとんどがレストアされているそうだが、こちらの車両はマフラー、タコ足、MDIのみRファクトリー製に交換されているものの、それ以外はオリジナルをキープしているのがまた凄い。ちなみに、現在積んでいるS20エンジンはフェアレディZ432用のモノで、保管してあるオリジナルエンジンのオーバーホールをどこにお願いするかが悩みだとか。今後もオリジナルの状態を維持しながら、ずっと乗り続けてください!

□型式:KPGC110(1973年式)
□走行距離:22,000km

●ホイール:純正
●タイヤ:ヨコハマ・GTスペシャル(FR=175/80-14)
●タコ足/マフラー:Rファクトリー
●チューニング:3層ラジエータ、永井電子MDI

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