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超絶性能のランクルだってジムニーだってスタックも横転もする! 四駆で悪路を走るなら「レスキューアイテム」が必須だった

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TEXT: 新飼亮也  PHOTO: 新飼亮也

1)必ず携行したい「牽引ロープ」

 例えば、ぬかるみなどにはまって立ち往生(スタック)した時の脱出、あるいは故障して自走できない場合に安全な場所まで他のクルマに牽引してもらう時などに必要な牽引ロープ。必ず1本は常備しておきたいアイテムだ。牽引ロープは必ず1本は常備しておきたいアイテム

 ワイヤーロープやリカバリーストラップ(ベルトタイプ)、ソフトカーロープ (伸縮タイプ)があるが、XCT-Dualでは、万が一、牽引ロープが切れた場合の安全性を考えてワイヤーロープの使用を禁止している。リカバリーストラップは伸縮性がないベルトタイプ。ソフトカーロープ は牽引時に伸縮する為、引っ張りはじめる時の衝撃緩和や牽引時に車間距離が詰まっても縮むので、ロープが地面を擦るのを避けられるというメリットがある。比較的入手しやすく扱いやすいので愛用者も多い。XCT-Dualでは、万が一、牽引ロープが切れた場合の安全性を考えてワイヤーロープの使用を禁止している

 どのタイプにしても十分な破断張力があるか、牽引フック付きの場合はその強度にも注意したい。また、自分がどんな長さのものを持っているか頭にいれておけば、実際にレスキューするときにどこまで自分のクルマを近づけたら良いか瞬時に判断できる。

2)牽引ロープとセットで用意すべき「牽引フック」

 牽引ロープの両端にあらかじめフックがあれば無理して別途用意する必要はないが、もしないのであれば必須となる。オフローダーは主にU字シャックルやS字フックを複数持っていることが多い。

 横方向での強度面、可動域などにおいて万能なのがU字シャックル。一方スピーディーに着脱できるので競技向きなのがS字フックだ。牽引ロープの長さが足りない場合、2本の牽引ロープを連結する際にも使える。S字フックは、牽引ロープの長さが足りない場合に2本の牽引ロープを連結する際に使える

3)愛車が引っ張られる準備も忘れずに

 四駆に限らずどのクルマにも車両側に牽引フックが装備されているので、まずは愛車の牽引フックの場所を確認しておこう。直接フックをかけるタイプや使用する時だけ差し込んだりボルトで装着するタイプがある。場所がわからなければ取扱説明書に記載されているはずだ。四駆に限らずどのクルマにも車両側に牽引フックが装備されている

 ちなみに、車両の前後左右のかけやすい位置に牽引フックがあるとレスキューしやすく、「ここに牽引フックがあればラクにレスキューできたのになぁ……」という状況は結構あるものだ。車両の前後左右のかけやすい位置に牽引フックがあるとレスキューしやすい

 車種によっては各アフターパーツメーカーから車種専用設計の牽引フックがリリースされている。泥や雪で下まわりが埋もれてしまった場合でもすぐに場所がわかるようにレッドやイエロー、オレンジなどの目立つカラーで塗装しているオフローダーが多い。あくまでも実用的な目的だが、愛車のアイキャッチ効果も狙えるので好きなカラーに塗装するのも良いかもしれない。車種によっては、各アフターパーツメーカーから車種専用設計の牽引フックがリリースされている

 ヒッチメンバーをアンカーポイントにできるブラケットも多く出回っているので、ヒッチ装着車両には選択肢のひとつになる。

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